一色義子
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一色 義子(いっしき よしこ、1928年3月8日 - )は、日本の新教神学者、翻訳家。元恵泉女学園理事長。
経歴
[編集]東京府に一色乕児と妻ゆり(河井道の弟子)の娘として生まれる。
恵泉女学園高等学校を経て、学習院大学文学部卒、東京神学大学卒、同大学院修了。ボストン大学神学部フルブライト留学生。サンフランシスコ神学大学で博士号取得。
恵泉女学園大学講師、助教授、教授、理事、理事長を務めた[1]。日本キリスト教婦人矯風会会長。日本基督教団経堂緑岡教会協力牧師。日本聖書協会、アジア学院、興望館など各理事[2]。2009年キリスト教功労者[3]。
夫は一色尚次(旧姓・馬杉)。
著書
[編集]- 『勝利の乙女』(新教出版社) 1944
- 『光の子』(香柏書房) 1947
- 『花のあけぼの』(雁書房) 1950
- 『河井道子先生 愛の人』(創元社) 1953
- 『みずうみのあさ』(小作青史え、こぐま社) 1969
- 『ベツレヘムへの道』(佐野洋子絵、こぐま社) 1975
- 『デーン・リーパー 日本を愛し青年伝道に専心した人』(日本教会新報社、少年少女信仰偉人伝) 1982
- 『ろばのこロロ』(宮沢紅子絵、こぐま社) 1984
- 『ぴょんと七つのたまご』(安藤由紀絵、燦葉出版社) 1986
- 『水がめを置いて イエスと出会った女性たち』(キリスト新聞社) 1996
- 『エバからマリアまで 聖書の歴史を担った女性たち』(キリスト新聞社) 2003
- 『河井道と一色ゆりの物語 恵みのシスターフッド』(キリスト新聞社) 2012
翻訳
[編集]- 『あなたと私の十代』(エレノア・ルーズベルト, ヘレン・フェリス、秋元書房) 1963
- 『さびしくないわ』(ベティ・カヴァナ、秋元書房) 1966
- 『メイリイとおまつり』(トマス・ハンドホース文・絵、ポプラ社) 1967
- 『ながぐつをはいたねこ フランスのはなし』(村田恵理子絵、コーキ出版、絵本ファンタジア) 1982
- 『サッテヤ 言葉と絵による黙想』(ナリニ・ジャヤスリヤ、日本基督教団出版局) 1986
- 『わたしの居場所はどこ? 主体的信仰を求める女性たちの声』(M・T・ウィンター, A・ルミス, A・ストークス編、春原鈴子, 原田多恵子共監訳、教文館) 2009