一 (緑茶飲料)
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一(はじめ)は、 コカ・コーラが発売している緑茶飲料である。まろ茶の後継商品。2005年3月7日発売。
また、2021年4月26日に発売され、2023年3月までに累計出荷本数7億本を達成した麦茶飲料のヒット商品「やかんの麦茶」にも、発売当初は同ブランドが採用されていた[1][2][3]。
歴史
[編集]- 2005年3月 一が発売。一部地域ではまろ茶がしばらくの間継続販売されていた。
- 2005年9月 加温ペットボトルが発売。
- 2006年1月 茶園のぜいたく 静岡本山茶 280mlPETがコンビニ中心で期間限定発売。
- 2006年3月 マイナーチェンジ。「いきいきとみずみずしく」の文字が入る。500mlPETがフィットボトルに変わる。(自動販売機用はリーフボトルのまま)。
- 2006年6月 さえみどり 500mlPETがスーパー、コンビニ中心で期間限定発売。
- 2006年7月 茶園のぜいたく 澄みぎょくろ500mlPETがスーパー、コンビニ中心で期間限定発売。
- 2006年9月 じっくり旨みが発売。
- 2006年11月 金色棒茶500mlPETがスーパー、コンビニ中心で期間限定発売。シリーズ初のほうじ茶。
- 2007年3月 茶織(さおり)が発売。中嶋農法栽培の茶葉を使用している。
- 2007年5月 さえみどりがパッケージを変えて再び発売。
- 2008年2月 茶織がリニューアル。中嶋農法栽培の茶葉が増量。
- 2009年3月 茶織の2000mlPETに「ecoるボトル ラク持ち」を導入。
- 2010年4月 茶織のパッケージデザインをリニューアル。緑茶飲料の主力製品が綾鷹に移行したため、茶織は廉価販売用製品となり、全国で販売されたのは2000mlPETのみ。沖縄限定で340g缶・500mlPET(レトルト充填)、南九州限定で500mlPET(アセプティック充填)、仙台限定で410mlPET(一部東京都内にも流通)を販売。その後2000mlPETは北海道・北陸を除き販売終了。
- 2012年頃(詳細不明) 業務用製品の2000mlPETが専用パッケージとなる。
- 2015年4月 セブン-イレブンおよびイトーヨーカ堂限定製品として、一(はじめ)緑茶を販売。セブン&アイ・ホールディングスのPBである「セブンプレミアム」製品でもある。地域により、茶葉のブレンドが異なる3製品(北海道・東北・関東・中部・北陸は静岡茶入り、関西・中国・四国は宇治茶入り、九州・山口は八女茶入り)がある。発売当初は500mlPET(フィットボトル)だったが、2018年に600mlPETに増量。また2020年4月からは100%再生PET樹脂使用ボトルを採用[4]。
- 2017年5月 一(はじめ)緑茶 一日一本を「セブンプレミアム」製品として発売。ローズヒップ由来ティリロサイドを使用した機能性表示食品[5]。2019年6月からは100%再生PET樹脂使用ボトルを採用した[4][6]。
- 2021年4月 やかんの麦茶 from 一(はじめ)が発売[7]。
- 2022年3月 「やかんの麦茶」は発売から11ヶ月で累計出荷本数3億本を突破。これは、過去10年間で発売されたコカ・コーラ社の新製品としては最速で、「い・ろ・は・す」「檸檬堂」「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」など数あるヒット商品を上回るペースとなる。また、ITI(国際味覚審査機構)が実施する国際的な審査会で「優秀味覚賞」を受賞[8][2]。
- 2023年4月 「やかんの麦茶」は発売から2年で累計出荷本数7億本を達成。味わい・パッケージデザインのリニューアルとともに「爽健美茶」ブランドに移籍[3]。
商品
[編集]現在発売されている商品
[編集]- 一(はじめ)茶織(さおり)- 2000mlPET、一般向け製品は北海道および北陸エリア中心。パッケージの異なる業務用製品もあり。
- 一(はじめ)緑茶 静岡茶入り/宇治茶入り/八女茶入り- 600mlPET、セブン-イレブンおよびイトーヨーカ堂限定。
- 一(はじめ)ほうじ茶 静岡棒ほうじ茶入り/京番茶入り/八女ほうじ茶入り- 600mlPET、セブン-イレブンおよびイトーヨーカ堂限定。
- 一(はじめ)緑茶 一日一本 - 500mlPET、セブン-イレブンおよびイトーヨーカ堂限定。体脂肪を減らすとされているローズヒップ由来ティリロサイドを使用した機能性表示食品。
- 業務用製品として緑茶・焙じ茶・玄米茶のティーバッグがある。
過去の商品
[編集]- 茶園のぜいたく 静岡本山茶
- 茶園のぜいたく 澄みぎょくろ
- 茶園のぜいたく 玉露(190g缶) - 2005年
- 金色棒茶(ほうじ茶)
- さえみどり(500mlPET)
- 一 - 2005年・2006年
- じっくり旨み
- 玉麗(ぎょくれい) - ジェイアール西日本デイリーサービスネット(JR西日本駅構内のキヨスク・ハートイン等)限定
- 茶花(ちゃか) - 2008年・2009年
- 茶花 特撰󠄀(450mlPET) - 2008年
- やかんの麦茶 from 一(はじめ) - 280mlPET、525mlPET、600mlPET、650mlPET、950mlPET、2000mlPET。280mlおよび525mlはみちのくコカ・コーラボトリング限定。600mlは自販機向け。
CM
[編集]発売当初はTOKIOの城島茂と山口達也が出演していた。その後は山﨑努が出演している。「じっくり旨み」は俳優の緒形拳が出演していた。一の筆文字で書かれたロゴは山口によるもの。
やかんの麦茶 from 一のCMには小芝風花が起用され、2021年4月27日より放映された[1]。
脚注
[編集]- ^ a b 『やかんで煮出した本格的な麦茶の味わいを目指す「やかんの麦茶 from 一(はじめ)」がいよいよ4月26日(月)より発売 新CMには、若手実力派女優 小芝風花さんが登場!』(プレスリリース)日本コカ・コーラ株式会社(PR TIMES)、2021年4月26日 。2021年5月1日閲覧。
- ^ a b “「やかんの麦茶」発売1年弱で3億本超 夏のイメージ脱却が奏功”. 日経クロストレンド (2022年5月20日). 2022年5月20日閲覧。
- ^ a b “国産大麦を新たにブレンド!香ばしくてすっきり、ゴクゴク飲める味わい「やかんの麦茶 from爽健美茶」が4月17日(月)よりリニューアル かまいたち、「やかんの麦茶」愛...”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2023年4月14日閲覧。
- ^ a b “完全循環型ペットボトル飲料で持続可能な社会実現へ/セブン&アイ・ホールディングス”. 食品産業新聞 (株式会社食品産業新聞社). (2020年12月20日) 2021年5月1日閲覧。
- ^ “「一(はじめ)緑茶 一日一本」発売(コカ・コーラシステム)”. 日本食糧新聞 (株式会社日本食糧新聞社). (2017年6月21日) 2021年5月1日閲覧。
- ^ 『“世界初”、店頭で回収したペットボトル100%使用 完全循環型ペットボトルリサイクルを実現 セブンプレミアム×一(はじめ)「一(はじめ)緑茶 一日一本」』(プレスリリース)日本コカ・コーラ株式会社(PR TIMES)、2019年6月5日 。2021年5月1日閲覧。
- ^ 阿部純子 (2021-03-05). “やかんで煮出した麦茶のような味!?ユニークな発想で作られたコカ・コーラ「やかんの麦茶 from 一(はじめ)」”. @DIME (株式会社小学館) 2021年5月1日閲覧。.
- ^ 『大好評の「やかんの麦茶 from 一(はじめ)」10年間で最速!発売から11ヵ月で累計出荷本数3億本突破!4月11日(月)より新たなパッケージデザインでリニューアル発売』(プレスリリース)日本コカ・コーラ株式会社、2022年3月22日 。2022年3月23日閲覧。