丁封
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丁 封(てい ほう、生没年不詳)は、中国三国時代の呉の武将。本貫は揚州廬江郡安豊県。丁奉の弟。
生涯
[編集]永安6年11月22日(264年1月8日)、魏の攻撃を受けた蜀漢からの救援要請を受け、呉は各方面に、魏を牽制するための軍を送る。丁封もこの一員として孫異と共に、漢水流域に進出した。しかしまもなく、蜀漢の皇帝・劉禅が魏に降伏したとの報が届き、呉の出兵も中止された(蜀漢の滅亡)[1]。丁封の官位は後将軍まで昇ったが、兄の丁奉よりも先に没した[2]。
羅貫中の小説『三国志演義』では、やはり魏の攻撃を受けた蜀漢からの要請を受け、丁奉を大将とする救援軍の副将として、名前のみ登場する[3]。
出典
[編集]- 陳寿撰、裴松之注『三国志』巻55 呉書 丁奉伝 s:zh:三國志/卷55#丁奉
脚注
[編集]- ^ 『三国志』呉書 孫休伝 s:zh:三國志/卷48#孫休
- ^ 丁奉の没年は建衡3年(271年)。
- ^ s:zh:三國演義/第117回