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三笑亭夢丸 (2代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
二代目 三笑亭さんしょうてい 夢丸ゆめまる 
本名 前田まえだ しゅう
生年月日 (1983-05-19) 1983年5月19日(41歳)
出身地 日本の旗 日本新潟県新発田市
師匠 初代三笑亭夢丸
弟子 三笑亭夢ひろ
名跡 1. 三笑亭春夢
(2002年 - 2006年)
2. 三笑亭夢吉
(2006年 - 2016年)
3. 二代目三笑亭夢丸
(2016年 - )
出囃子 万才くずし
活動期間 2002年 -
活動内容 古典落語
所属 落語芸術協会
公式サイト 『二代目 三笑亭夢丸 事務局』公式ブログ
受賞歴
平成18年5月:第11回岡本マキ賞受賞
平成29年3月:平成28年度 国立演芸場 花形演芸大賞 銀賞

二代目 三笑亭 夢丸(さんしょうてい ゆめまる、1983年5月19日 - )は新潟県新発田市出身の落語家。本名は 前田 就出囃子は『万才くずし』。落語芸術協会会員。

略歴

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人物

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新潟県新発田市出身。父親は学校の校長を務め、母親も教員[4]新発田市立本丸中学校を経て、新発田中央高等学校を卒業する[5]

趣味は銭湯巡り。仕事などで地方へ行った際には、時間があればその土地の銭湯を訪れている[要出典]

落語家を夢見て新潟より米俵を持参して上京。初代三笑亭夢丸に弟子入りを志願するが、地元新潟とは違って東京は家が密集しており、師匠宅がなかなか見つからなかった。ようやく見つかったが、ドアに鍵がかかっており(夢吉の地元では、ドアに鍵をかけていないのが普通であった)、仕方なく米俵を肩に担いだままドアの脇に立っていた。しばらくして疲れたので、米俵を担いだまま正座をして師匠の帰りを待っていたところ、近所の人に不審者と間違えられ、警察に通報される。この時、家の中にいた師匠の妻が、表が騒がしいので出てみたところ、夢吉が警察に連れて行かれそうだったので、「うちの子です」と言って救出。師匠も妻が「うちの子」と言った手前、仕方なく弟子にした[4]

2011年5月15日、群馬県片品村文化センターにて福島県南相馬市から避難している人々の慰問に、Dr.レオン一太郎五代目三遊亭春馬あきとマーク・大喜多と同行した。このとき、スタッフがすべてボランティアの素人だったため、音響機材については詳しくなく、リハーサルでは問題のなかったマイクが本番で使えなくなり、800人規模の大ホールでマイクなしで落語をした[6]

2015年の真打昇進と同時に師匠の名跡「三笑亭夢丸」を二代目として襲名することとなったが、二代目夢丸自身によると「師匠(初代夢丸)から2012年頃に『俺の名前を継げ』と言われてその時は断ったが、真打昇進の内定が出たときに改めて(夢丸の名を)戴きました」という。その師匠は2015年3月7日に急逝したため、結果として名跡の生前贈与を受ける形となった[7][2]

真打昇進当初は、先代が使用していた「元禄花見踊り」を出囃子に使用していたが、自身は名前をもらったのだからせめて出囃子は兄弟子に使ってほしいと、一周忌を機に兄弟子の小夢へ譲り、二ツ目時代の「万才くずし」に戻している。

笛の名手としても知られ、二ツ目当時は披露興行の口上や、はめ物入りの落語会等で重宝されていた。また、本人も奏でることが好きなようで、定席で他の出演者の出囃子に笛を入れる光景が度々うかがわれる。

2024年に初めて弟子を採った[8]

メディア

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テレビ出演

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ラジオ出演

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ポッドキャスト

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CD

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弟子

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前座

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  • 三笑亭夢ひろ

関連項目

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脚注

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  1. ^ 平成27年真打昇進のお知らせ 落語芸術協会 2014年12月25日付
  2. ^ a b 新真打ちの小柳、小夢、夢丸が会見 日刊スポーツ 2015年3月26日閲覧
  3. ^ 新着情報 平成28年度「花形演芸大賞」”. 公益社団法人落語芸術協会 (2017年3月28日). 2018年7月3日閲覧。
  4. ^ a b 椎野潤『噺家インタビュー 若手落語家たちの志と挑戦 「三笑亭夢吉」』メディアポート、2014年3月22日、27-42頁。 
  5. ^ 活躍する卒業生(新発田中央高等学校公式)”. 2018年12月5日閲覧。
  6. ^ かんしゃ Dr.レオンオフィシャルブログ 2011年5月16日付
  7. ^ 新真打の三笑亭夢丸、先代から二代目“生前贈与”されていた サンケイスポーツ 2015年3月26日閲覧
  8. ^ 五月二十七日(月) - 新・垂れ流し日常報告 2024年5月27日

外部リンク

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