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三菱ふそう・M2系エンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
8M21-3エンジン(エアロキング

三菱ふそう・M2系エンジンは、三菱自動車工業(2003年1月から三菱ふそうトラック・バス)が1990年から2005年にかけて生産していたV型ディーゼルエンジンである。

シリーズ概要

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従来、三菱ふそうトラック・バス(分社化前の三菱自動車工業を含む。以下「同社」という。)の大型バス「エアロクィーン」「エアロバス」及び大型トラック「スーパーグレート」には、V型8気筒またはV型10気筒のDC系エンジンが採用されてきた。

これに替わるV型エンジンとして開発されたのが、軽量4弁OHVカムを搭載した、M2系エンジンである。

しかし、市販車用としては2005年(平成17年)までに、ラインアップから姿を消し、過給器付6M70が後継機種となった。排ガス規制対応の問題があったためと思われる。

ラインアップ

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出力は、KC-車までがグロス、KL-車がネット出力である。

型式 排気量(cc) 出力((kW/[PS])・回転数(rpm)) 最大トルク((N・m/[kgf・m])・回転数(rpm)) 識別記号
8M20 -1 20,089 294[400]・2,200(U-) 1,471[150]・1,300(U-) 1(U-)(KC-)
-2 276[375]・2,200(U-) 1,323[135]・1,300(U-)
283[385]・2,200(KC-) 1,353[138]・1,300(KC-)
8M21 21,205 309[420]・2,200(KC-) 1,471[150]・1,300(KC-) 2(KC-)
M(KL-)
-1 272[370]・2,200(KL-) 1,275[130]・1,200(KL-)
-2 294[400]・2,200(KL-) 1,393[142]・1,200(KL-)
-3 316[430]・2,200(KL-) 1,520[155]・1,200(KL-)
8M22 T1 19,004 405[550]・2,000(KC-)(KL-) 2,157[220]・1,300(KC-)(KL-) 3(KC-)
L(KL-)
T2 353[480]・2,000(KL-) 1,770[180]・1,300(KL-)
10M20 25,112 353[480]・2,200(KC-) 1,735[177]・1.300(KC-) 4(KC-)
10M21 26,507 382[520]・2,100(KL-) 1,810[185]・1,200(KL-) N(KL-)

型式別詳細解説

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8M20

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カーゴ、ダンプで初めて400PSを達成。パワータード標準装備(8M20-2はオプション)。

搭載車種

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8M20-1

8M20-2

8M20

8M21

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平成6年規制適合のため排気量を拡大。

搭載車種

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8M21

8M21-1

8M21-2

8M21-3

8M22

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過給器付エンジン専用機種。スーパーグレートのうちトラクタ系のみへの採用で、スーパーグレート単車系やバスへは搭載されなかった。

搭載車種

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8M22(T1)

8M22(T2)

10M20

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10DC11に替わる機種。ザ・グレートおよびスーパーグレートのうちトラクタ系のみへの採用で、ザ・グレートおよびスーパーグレート単車系やバスへは搭載されなかった。

搭載車種

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10M21

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10M20に替わる機種。やはり、スーパーグレートのうちトラクタ系のみへの採用で、スーパーグレート単車系やバスへは搭載されなかった。

搭載車種

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関連項目

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外部リンク

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