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三角達磨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

三角達磨(さんかく だるま)とは、新潟県で生産される郷土玩具円錐状に上部が尖った起き上がり達磨で、材料は経木ボール紙で胴体を作り、錘として底部に粘土を組み込む。構造は単純だが、ユーモラスな表情で知られる。先端が尖っていることから「つのんぎよ」ともいう。

新発田市、旧今町柏崎市長岡市三条市、旧水原町などで盛んに製造されていたが、衰微した。2018年1月時点では、阿賀野市水原地区の女性が唯一の製作者である。産地によって達磨の表情に特徴があり、水原産の達磨は、への字口に横目遣いという独特な表情で知られる[1][2]。阿賀野市では市の文化財に指定されている[3]

脚注・出典

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  1. ^ 今井マス子:三角だるま 願いは円満◇新潟・阿賀野の「かかあ天下」な民芸品 手仕事で50年◇『日本経済新聞』朝刊2018年1月30日(文化面)
  2. ^ “カムバックほっこり”. ふうど (株式会社タカヨシ) 50. (2020). https://www.takayoshi.co.jp/dcms_media/other/fudo50.pdf. 
  3. ^ 阿賀野市文化財・三角だるま”. ごずっちょねっと. 2018年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月11日閲覧。

参考文献

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  • 斎藤良輔「日本人形玩具辞典」(東京堂出版) 208ページ