三重県道617号田光梅戸井停車場線
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(三重県道617号から転送)
一般県道 | |
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三重県道617号田光梅戸井停車場線 | |
八風街道・桑名道 (旧称) | |
路線延長 | 5,104m |
陸上区間 | 5,104m |
海上区間 | 0m |
制定年 | 1959年(昭和34年) |
起点 | 三重郡菰野町大字田光 |
主な 経由都市 |
四日市市 |
終点 | 梅戸井停車場 |
接続する 主な道路 (記法) |
巡見街道 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
三重県道617号田光梅戸井停車場線(みえけんどう617ごう たびかうめどいていしゃじょうせん)は、三重県三重郡菰野町から同県いなべ市に至る一般県道である。
旧称は桑名道、八風街道。
概要
[編集]路線データ
[編集]歴史
[編集]『広報こもの』によると、現在の三重県道617号は中世に八風街道(はっぷうかいどう)と呼ばれた街道をほぼ踏襲した道路だという。江戸時代頃から田光桑名道・桑名道・梅戸道と呼ばれ[2]、桑名藩領の村々の庄屋らが陳情書を届けたり、高札を受け取るために利用した重要な道となった。
このほか、菰野町から梅戸[3]や桑名[4]へ買い物に出かける客で沿道は賑わった。特に桑名には、安価で良質な嫁入り道具を求めて菰野町はもとより、現在のいなべ市からも荷車で客が詰めかけた。
1959年(昭和34年)1月25日に、三重県道に指定された[1]。
路線状況
[編集]道路整備
[編集]三重県道617号は三重県四日市建設部管内の菰野町と三重県桑名建設部管内のいなべ市にまたがっており、それぞれ整備の対応が異なる。
菰野町側(四日市建設部管内)では、菰野町小島地内で歩道工事が実施され、2009年度(平成21年度)は2500万円の予算が計上された[5]。これは、菰野町が「菰野町都市マスタープラン」の中で、『県道田光梅戸井停車場線などの生活幹線道路は、歩道整備等により、集落地の安全性確保に努めます。』と言明した[6]ことが実行されたものである。
いなべ市側(桑名建設部管内)ではいなべ市大安町梅戸地内で約1.0kmが「着手検討」となっているが、評価点は33点と低い[7]。
重複区間
[編集]- 三重県道616号田光四日市線:起点 - 三重郡菰野町小島
利用状況
[編集]- 平日12時間交通量[8]
- 三重郡菰野町小島 1,163台
地理
[編集]通過する自治体
[編集]- 三重県
- 三重郡菰野町 - 四日市市 - いなべ市
四日市市は北勢中央公園付近でわずかに通過する。
接続する道路
[編集]- 国道306号(巡見街道):起点
- 三重県道616号田光四日市線:三重郡菰野町小島
- 三重県道140号四日市菰野大安線:三重郡菰野町小島
沿線
[編集]- 朝明郵便局
- JAみえきた 朝上ライスセンター
- 金蔵寺 - 菰野陣屋の門を移築し、寺の山門としている。
- 耳常神社 - 応神天皇を主祭神とする。
- 三重県立北勢中央公園
- 療養病床医療施設大安病院
- 三岐鉄道三岐線 梅戸井駅
脚注
[編集]- ^ a b 昭和34年1月25日三重県告示第17号の2
- ^ 『広報こもの』によると正式名称は「桑名道」である。
- ^ 現在のいなべ市大安町梅戸、三重県道617号の終点となる集落である。
- ^ 桑名市街地(旧桑名城下町)ではなく、市街地入り口の在良駅・蓮花寺駅・西別所駅(いずれも三岐鉄道北勢線)界隈
- ^ 三重県の公共事業情報/四日市建設事務所 補正(2009年9月23日閲覧)
- ^ 菰野町都市マスタープラン 地域別構想 朝上地域(素案)概要版(2009年9月23日閲覧)
- ^ 桑名建設部管内(2009年9月23日閲覧)
- ^ 平成17年度道路交通センサス
参考資料
[編集]- 菰野町役場『広報こもの 平成20年10月号 No.578』の記事「菰野の街道今昔 桑名道」(電子版)
- 『県別マップル24 三重県道路地図』(昭文社、2009年3版1刷発行、ISBN 978-4-398-62474-1 、21ページ)
別名
[編集]- 桑名道(桑名市、いなべ市、菰野町、四日市市)
- 八風街道(桑名市、いなべ市、菰野町、四日市市)