上昇の彼方
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「上昇の彼方」(じょうしょうのかなた)は、日本の箏演奏家、作曲家の沢井比河流が作曲した箏曲。箏二パートと十七弦の三重奏である。2003年3月、沢井忠夫合奏団委嘱により作曲された。沢井比河流作品の中でも人気が高く、強い要望により楽譜が出版された。
曲の特徴
[編集]- 上昇を描いた第1楽章では後押し、第2楽章では、散らし爪を使うなど、箏でしか弾けない技法を取り入れた、沢井比河流作品の中でも人気のある曲である。
- 第1楽章の押し手の部分は、「内側と外側が回るメリーゴーランド」、第2楽章では、自分のやりたいことに終わりがないのに気付いて愕然とする。と作曲者本人は語っている。
- 第1楽章では十七弦は人の歩みを表現し、ゆっくりと歩き出すが、足を引きずり、止まってしまう様子が描かれている。
- 上昇の彼方
- 龍・上昇の彼方 (2014年6月1日)、B00J7VB8JA)
参考文献
[編集]- 沢井忠夫『鳥のように』文芸社、2000年。