上田恒次
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上田 恒次(うえだ つねじ、1914年 - 1987年)は、日本の陶芸家。日本民芸館新作展委員。
略歴
[編集]1914年、京都で呉服商「松屋」に次男として生まれる。富本憲吉の『窯遍雑記』(文化生活研究会、1925年)を読み陶芸家を志す。 1927年(昭和2年)、京都市立第二工業学校陶磁器科に入学する。 1931年(昭和6年)、同校を卒業。以後、河井寛次郎、柳宗悦、浜田庄司、富本憲吉に師事する。1937年(昭和12年)、木野皿山窯を開く[1]。 1955年(昭和30年)、河井寛次郎の助手を務め、技法を次ぐことを許される。 1962年(昭和37年)、日本橋三越本店美術部で個展を開催する。以降各地で開催。1963年(昭和38年)、東京国立近代美術館主催「現代国際陶芸展」に招待出品する。1974年(昭和49年)、富本憲吉記念館建設にあたり、設計および工事を監督する。
なお、自身が設計した自宅は、2006年、登録有形文化財となる[2][3]。
脚注
[編集]- ^ 上田恒次『出身県別 現代人物事典 西日本版』p355 サン・データ・システム 1980年
- ^ “旧上田恒次家住宅主屋”. 文化遺産オンライン. 2019年9月1日閲覧。
- ^ “旧上田恒次家住宅”. 近代建築を訪ねて(近代建築・近代化遺産・レトロな建物). 2019年9月1日閲覧。