上野オークラ劇場
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オークラシアター Okura Theater | |
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オークラ劇場入り口前 | |
情報 | |
通称 |
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正式名称 | 上野オークラ劇場 |
旧名称 | 上野スタームービー |
完成 | 1952年 |
開館 | 2010年8月4日 |
収容人員 | (3館合計)259人 |
用途 | ピンク映画の上映 |
運営 | 大蔵映画株式会社 |
所在地 |
〒110-0005 東京都台東区上野2丁目13-6 |
位置 | 北緯35度42分37.3秒 東経139度46分22.5秒 / 北緯35.710361度 東経139.772917度座標: 北緯35度42分37.3秒 東経139度46分22.5秒 / 北緯35.710361度 東経139.772917度 |
最寄駅 | JR上野駅不忍口から徒歩3分 |
外部リンク | 上野オークラ劇場 |
上野オークラ劇場(うえのオークラげきじょう)は、日本の映画館である。東京都台東区上野に所在。大蔵映画株式会社が運営[1]。
概略
[編集]成人映画を製作するオーピー映画を有する大蔵映画直営の成人映画専門の映画館。「日本一のピンク映画館」とも呼ばれる[2]。
1951年、同じ上野の台東区上野公園2丁目14番地に[3]東映の封切館としてオープン。1962年には、日本製ピンク映画の第1号作品とされるヒット作『肉体の市場』を配給し、ピンク映画というジャンルを確立した。
2010年8月1日、旧劇場は59年の歴史に幕を下し閉館[4][5]。同年8月4日、上野スタームービー跡地に新築。旧上野オークラ劇場及び上野地下特選劇場の機能を移転させ再オープン。
新館はバリアフリー設計となったが、成人映画館の入れ替えなしのオールナイト上映を貫くうえで、すべて水で洗い流し清潔に保つことを前提に設計したため[6]、一般的なシネコンと異なり、床には絨毯を敷いていない。
支配人は斎藤豪計(ひでかず)[7]。上映映画のポスター、チラシ制作[8]。上映時のタイトルまでを手掛けている[6]。
各館の特徴
[編集]- 上野オークラ劇場
- 141席
- プレミアムシアター 上野オークラ劇場2(オークラシアター2階)
- 47席
- 上野特選劇場(オークラシアター2階)
- 71席
ギャラリー
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不忍池側から見たオークラ劇場
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ビル全景
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舞台挨拶の様子(2020年1月)
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初代オークラ劇場の入口(2015年撮影)
マスコットガール
[編集]新劇場のテコ入れの一環として新設。舞台挨拶などイベント時にMCを務める。映画出演女優有志によるボランティアである。
- 初代:星野ゆず(2012年‐2015年6月)[9]
- 2代目:朝倉ことみ(2015年12月‐2017年3月)
- 3代目:月本愛(2017年6月‐2018年5月)[10]
- 4代目:きみと歩実(2019年2月‐)
関連項目
[編集]- みうらじゅんのグレイト余生映画ショーin 日活ロマンポルノ ‐ 移転前の旧館がロケ地となっていた[11]。
- オークラ ‐ 放送作家。当劇場がペンネームの由来。
脚注
[編集]- ^ “【夕やけ大衆EYE】コロナが明けたら「上野オークラ劇場」へ”. 夕やけ大衆 (2020年5月15日). 2020年6月7日閲覧。
- ^ “【鎮目博道の顔ハメひとり旅】その“儚さ”にオトナの美学を見た… 上野「日本一のピンク映画館」”. ZAKZAK. 産業経済新聞社 (2018年12月6日). 2019年7月9日閲覧。
- ^ “上野オークラ劇場”. 港町キネマ通り (2003年1月). 2019年7月9日閲覧。
- ^ “上野オークラ劇場が59年の歴史に幕、新館で「開かれたピンク映画館」目指す”. CINRA.NET (2010年6月29日). 2019年7月9日閲覧。
- ^ 跡地にはコンビニエンスストアや喫茶店が入居するレイクサイドビルが新築された。1階壁面には上映映画のポスターが貼られている。
- ^ a b “ピンク映画の聖地 「上野オークラ劇場」再生物語”. NEWSポストセブン. 小学館 (2016年10月9日). 2019年7月9日閲覧。
- ^ “女優も歓喜! ピンク映画館で「神イベント」を仕掛けた支配人 〈dot.〉”. AERA dot. (アエラドット). 朝日新聞出版 (2015年10月30日). 2019年6月29日閲覧。
- ^ “アラサー女子がピンク映画界に転職! ハジメテづくしのお仕事とは? | 映画/DVD/海外ドラマ | MOVIE Collection [ムビコレ]”. 映画情報サイトMOVIE Collection [ムビコレ]. 2019年6月29日閲覧。
- ^ “【引退】号泣!そして旅立ち…ピンク映画の歴史を変えた「初代」公認マスコットガール・星野ゆず。映画を愛し、映画界に愛された名物女優の晴れ舞台!「この日を最後に人前から消えます」【ゆずぽんファイナル拡散希望】”. FANZAニュース (2015年9月24日). 2019年6月30日閲覧。
- ^ “上野オークラ劇場 公式ブログ 7/20(土)PM3時~舞台挨拶 きみと歩実 桜木優希音 真木今日子 山内大輔監督 登壇 榊組+愛ぽんの舞台挨拶にご来場ありがとうございました”. uenookura.blog108.fc2.com. 2019年6月30日閲覧。
- ^ “日活ロマンポルノ検定が開催決定、発表会にはみうらじゅん登壇 - CDJournal ニュース”. www.cdjournal.com. 2019年6月29日閲覧。
外部リンク
[編集]- 上野オークラ劇場 公式ホームページ - 大蔵映画 公式サイト
- 上野オークラ劇場/上野特選劇場 (港町キネマ通り)
- 上野オークラ劇場 (@uenookura) - X(旧Twitter)