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上野松次郎 (6代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
6代 上野松次郎

6代上野 松次郎(うえの まつじろう、1887年明治20年)8月[1] - 1954年昭和29年)[2]10月5日[3])は、日本商人(油屋、肥料商)[1][4]政治家貴族院議員)[5]、栃木県多額納税[1][6]実業家。前名・順一[1][7]。勲四等[5]

人物

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栃木県宇都宮市出身。上野松次郎の長男[1][4]1936年、父・松次郎の隠居により家督を相続し、翌1937年に6代目松次郎を襲名し、家業の肥料商を継承した[2]

また銀行、会社の重役であった[1]。宇都宮商工会議所会頭[1][2][4]、栃木県農工銀行頭取、下野貯蓄銀行頭取[2]。また1925年(大正14年)に鹿沼銀行、宇都宮銀行、下野実業銀行、喜連川銀行、烏山産業銀行、今市銀行が合同して発足した下野中央銀行の頭取となった[8]。 さらに下野製紙、下野印刷、旭土地、上野松次郎商店各代表取締役[2]、栃木県幼稚園連合会長[5]などをつとめた。

政界では1918年(大正7年)以降、栃木県会議員、同参事会員、宇都宮市会議員を歴任[3]。1939年(昭和14年)貴族院多額納税者議員に互選され、同年9月29日に就任し[9]研究会に属して活動し1947年(昭和22年)5月2日の貴族院廃止まで在任した[3]

1942年脳溢血に倒れ、56歳で現役を退いた[2]。1954年、行年68歳で没した[2]。住所は栃木県宇都宮市本郷町[1][4]

家族・親族

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上野家
親戚
  • 田村新蔵埼玉県多額納税者、東武商事代表取締役、農業、洋紙、砂糖、小麦粉販売業、前名・章四郎)

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i 『人事興信録 第12版 上』ウ32 - 33頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年3月6日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 歴代上野松次郎 - 人物紹介、株式会社上野公式サイト。
  3. ^ a b c 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』189頁。
  4. ^ a b c d e 『人事興信録 第11版 上』ウ36頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年3月6日閲覧。
  5. ^ a b c 『議会制度七十年史 第1』182頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年12月13日閲覧。
  6. ^ 『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』附録 全国多額納税者 栃木県30頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年9月18日閲覧。
  7. ^ a b 『人事興信録 第8版』ウ24頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年3月6日閲覧。
  8. ^ 六銀行合同して下野中央銀行を創設『下野新聞』大正14年2月2日(『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編p142 大正ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  9. ^ 『官報』第3823号、昭和14年9月30日。

参考文献

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  • 人事興信所編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年。
  • 交詢社編『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』交詢社、1933年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第11版 上』人事興信所、1937-1939年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第12版 上』人事興信所、1940年。
  • 衆議院、参議院編『議会制度七十年史 第1』大蔵省印刷局、1960年。
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。