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世宗大王 (駆逐艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
世宗大王
基本情報
建造所 現代重工業
運用者  大韓民国海軍
艦種 ミサイル駆逐艦
級名 世宗大王級
艦歴
発注 2004年8月25日
起工 2006年5月20日
進水 2007年5月25日
就役 2008年12月22日
要目
基準排水量 7,650トン
満載排水量 10,290トン
全長 165.9m
最大幅 21.4m
吃水 6.25m
機関 COGAG方式
主機 LM2500 ガスタービン × 4基
推進  スクリュープロペラ×2軸
出力 75MW
速力 最大速 30ノット
乗員 387名
兵装 Mk-45 127mm砲 × 1基
ゴールキーパー 30mmCIWS × 1基
SSM4連装発射筒 × 4基
RAM近SAM21連装発射機 × 1基
Mk 32短魚雷3連装発射管 × 2基
Mk41VLS 80セル
国産VLS 48セル
搭載機 リンクス × 2機
C4ISTAR KNTDS/リンク 11JTIDS/リンク 16
Mk 7 AWS+ASWCS-K+SLQ-200
レーダー SPY-1D(V) 多機能(4面) × 1基
ソナー DSQS-21 BZ-M 艦首
CAPTAS 曳航式
電子戦
対抗手段
SLQ-200 ソナタ統合電子戦システム
SLQ-261K デコイ・システム
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世宗大王(セジョンデワン、日本語読み:せいそう だいおう、朝鮮語세종대왕英名Sejong the Great, DDG-991)は、大韓民国海軍駆逐艦世宗大王級駆逐艦の1番艦。艦名は李氏朝鮮国王世宗に由来する。

艦歴

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「世宗大王」は、KDX-IIIイージスシステム搭載型7,600トン級駆逐艦として現代重工業で建造され、2006年5月20日起工、2007年5月25日進水、2008年12月22日に釜山海軍作戦基地にて就役した後に作戦配備された[1]

2010年7月に行われた環太平洋合同演習(リムパック2010)に潜水艦「SS-071 李億祺」と共に参加する。この帰国途上の8月12日、宮城県金華山沖東方約880キロで世宗大王の水兵(22歳)が胃出血を起こした。韓国大使館経由で日本政府に救助を要請し、海上自衛隊の救難飛行艇US-1厚木航空基地から発進し、水兵を無事救助した。

2012年12月、北朝鮮によるミサイル発射実験に対応して韓国海軍保有の全イージス艦が出動し不測の事態に備える。同月12日、ミサイルは発射され「DDG-992 栗谷李珥」と共に黄海上空を飛翔するミサイルの軌跡を探知した[2]。さらに同日午前、「世宗大王」は辺山半島(扶安郡)の西方約160kmの海上でミサイルの残骸を発見し、潜水艦救難艦「ASR-21 清海鎮」がこれの回収に向かった[3]

2016年7月、リムパックに参加。スタンダードミサイル(SM2)の発射訓練を行ったが、手動モードで発射した1発が不発となり、後日、国会国防委員会所属の国会議員から追及を受けた[4]

2019年8月25日-26日、韓国軍が竹島周辺で行った「東海領土守護訓練」に参加。同海域の軍事訓練でイージス艦が参加したケースは初[5]

脚注

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