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世界哲学史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

世界哲学史(せかいてつがくし)は、2020年1月〜12月に刊行された、筑摩書房ちくま新書)の哲学史叢書

全9巻(8巻+別巻)から成り、総勢115人の学者が執筆に関わっている[1][2]。責任編集は、伊藤邦武山内志朗中島隆博納富信留の4名。

構成

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概要

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  • 1巻(古代I)知恵から愛知へ
  • 2巻(古代II)世界哲学の成立と展開
  • 3巻(中世I)超越と普遍に向けて
  • 4巻(中世II)個人の覚醒
  • 5巻(中世III)バロックの哲学
  • 6巻(近代I)啓蒙と人間感情論
  • 7巻(近代II)自由と歴史的発展
  • 8巻(現代)グローバル時代の知
  • 別巻 未来をひらく

詳細

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  • 1巻(古代I)知恵から愛知へ
    • 序 世界哲学史に向けて(納富信留)
    • 1 哲学の誕生をめぐって(納富信留)
    • 2 古代西アジアにおける世界と魂(柴田大輔)
    • 3 旧約聖書ユダヤ教における世界と魂(髙井啓介)
    • 4 中国の諸子百家における世界と魂(中島隆博)
    • 5 古代インドにおける世界と魂(赤松明彦)
    • 6 古代ギリシアの詩から哲学へ(松浦和也)
    • 7 ソクラテスとギリシア文化(栗原裕次)
    • 8 プラトンアリストテレス(稲村一隆)
    • 9 ヘレニズムの哲学(荻原理)
    • 10 ギリシアとインドの出会いと交流(金澤修)
  • 2巻(古代II)世界哲学の成立と展開
  • 3巻(中世I)超越と普遍に向けて
    • 1 普遍超越への知(山内志朗)
    • 2 東方神学の系譜(袴田玲)
    • 3 教父哲学と修道院(山崎裕子)
    • 4 存在の問題と中世論理学(永嶋哲也)
    • 5 自由学芸と文法学(関沢和泉)
    • 6 イスラームにおける正統と異端(菊地達也)
    • 7 ギリシア哲学の伝統と継承(周藤多紀)
    • 8 仏教・道教・儒教(志野好伸)
    • 9 インドの形而上学(片岡啓)
    • 10 日本密教の世界観(阿部龍一)
  • 4巻(中世II)個人の覚醒
    • 1 都市の発達と個人の覚醒(山内志朗)
    • 2 トマス・アクィナスと托鉢修道会(山口雅広)
    • 3 西洋中世における存在と本質(本間裕之)
    • 4 アラビア哲学とイスラーム(小村優太)
    • 5 トマス情念論による伝統の理論化(松根伸治)
    • 6 西洋中世の認識論(藤本温)
    • 7 西洋中世哲学の総括としての唯名論(辻内宣博)
    • 8 朱子学(垣内景子)
    • 9 鎌倉時代の仏教(蓑輪顕量)
    • 10 中世ユダヤ哲学(志田雅宏)
  • 5巻(中世III)バロックの哲学
    • 1 西洋中世から近世へ(山内志朗)
    • 2 西洋近世の神秘主義(渡辺優)
    • 3 西洋中世の経済と倫理(山内志朗)
    • 4 近世スコラ哲学(アダム・タカハシ)
    • 5 イエズス会とキリシタン(新居洋子)
    • 6 西洋における神学と哲学(大西克智)
    • 7 ポスト・デカルトの科学論と方法論(池田真治)
    • 8 近代朝鮮思想と日本(小倉紀蔵)
    • 9 明時代の中国哲学(中島隆博)
    • 10 朱子学と反朱子学(藍弘岳)
  • 6巻(近代I)啓蒙と人間感情論
    • 1 啓蒙の光と影(伊藤邦武)
    • 2 道徳感情論(柘植尚則)
    • 3 社会契約というロジック(西村正秀)
    • 4 啓蒙から革命へ(王寺賢太)
    • 5 啓蒙と宗教(山口雅広)
    • 6 植民地独立思想(西川秀和)
    • 7 批判哲学の企て(長田蔵人)
    • 8 イスラームの啓蒙思想(岡崎弘樹)
    • 9 中国における感情の哲学(石井剛)
    • 10 江戸時代の「情」の思想(高山大毅)
  • 7巻(近代II)自由と歴史的発展
    • 1 理性と自由(伊藤邦武)
    • 2 ドイツの国家意識(中川明才)
    • 3 西洋批判の哲学(竹内綱史)
    • 4 マルクスの資本主義批判(佐々木隆治)
    • 5 進化論と功利主義の道徳論(神崎宣次)
    • 6 数学と論理学の革命(原田雅樹)
    • 7 「新世界」という自己意識(小川仁志)
    • 8 スピリチュアリスムの変遷(三宅岳史)
    • 9 近代インドの普遍思想(冨澤かな)
    • 10 「文明」と近代日本(苅部直)
  • 8巻(現代)グローバル時代の知
  • 別巻 未来をひらく
    • I 世界哲学の過去・現在・未来
      • 1 これからの哲学に向けて―『世界哲学史』全八巻を振り返る(山内志朗×中島隆博×納富信留)
      • 2 辺境から見た世界哲学(山内志朗)
      • 3 世界哲学としての日本哲学(中島隆博)
      • 4 世界哲学のスタイルと実践(納富信留)
    • II 世界哲学史のさらなる論点
      • 1 デカルト『情念論』の射程(津崎良典)
      • 2 中国哲学情報のヨーロッパへの流入(井川義次)
      • 3 シモーヌ・ヴェイユ鈴木大拙(佐藤紀子)
      • 4 インドの論理学(志田泰盛)
      • 5 イスラームの言語哲学(野元晋)
      • 6 道元の哲学(頼住光子)
      • 7 ロシアの現代哲学(乗松亨平)
      • 8 イタリアの現代哲学(岡田温司)
      • 9 現代のユダヤ哲学(永井晋)
      • 10 ナチスの農業思想(藤原辰史)
      • 11 ポスト世俗化の哲学(伊達聖伸)
      • 12 モンゴルの仏教とシャーマニズム(島村一平)
      • 13 正義論の哲学(神島裕子)

脚注

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外部リンク

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