中国共産党天津市委員会
中国共産党天津市委員会 | |
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中国共産党天津市委員会 | |
各種表記 | |
繁体字: | 中國共產黨天津市委員會 |
簡体字: | 中国共产党天津市委员会 |
拼音: | Zhōngguó Gòngchǎndǎng Tiānjīnshì Wěiyuánhuì |
発音: | ちゅうごくきょうさんとうてんしんしいいんかい |
英文: | Tianjin Municipal Committee of the Chinese Communist Party |
中国共産党天津市委員会(ちゅうごくきょうさんとうてんしんしいいんかい)は中国共産党に所在する天津市を運営する組織である。
中国共産党天津市委員は中国共産党天津市大会という選挙によって選出される。大会が開催されていない期間は、中国共産党中央委員会の指示を天津市で実行し、天津市の行動を指導し、中国共産党中央委員会に定期的に報告する。
沿革
[編集]1924年2月、中国共産党天津小組が正式に設立され、中国共産党北京区委員会に所属した。同年7月、中国共産党天津地方執行委員会(天津地委と略称)は天津法租界24号路(現在の長春道)普愛里34号で設立された。1927年8月1日、中国共産党天津地方執行委員会は中国共産党天津市委員会に変更され、書記は彭真であった。1928年11月上旬に中国共産党天津特区委員会に改称された。1929年1月上旬に中国共産党天津特区委員会が廃止された。1929年2月に中国共産党天津工作弁事処を設立した。1929年4月上旬に中国共産党天津工作弁事処が廃止された。1930年4月に中国共産党天津市委員会を再開した。
1937年8月に北方局は中国共産党河北省委員会の設立を指示し、平津唐の3つの市委員会、中国共産党冀東区委員会を指導した。また石家荘に中国共産党平漢線省委員会が設立された。1938年9月中旬、中国共産党天津市委員会は廃止された。
1944年8月に中国共産党渤海区委員会城工部(部長蘇傑)天津臨時工作委員会を設立した。
1945年8月28日、中国共産党冀中区委員会は中国共産党天津工作委員会を設立し、対外に中国共産党天津解放委員会(「津委員会」と略称)と称した。
1946年4月1日、中国共産党冀中区委員会は中国共産党天津工作委員会を廃止し、中国共産党天津市委員会を設立することを決定し、呉硯農、楊英は正、副書記に就任した。1947年2月中旬に中国共産党天津市委員会は中国共産党冀中区委員会城工部に合併した。1948年1月、中国共産党冀中区委員会城工部は晋察冀中央局城工部に合併し、対外的には「華北建設公司」と呼ばれた。1948年4月に中国共産党天津市工作委員会が設立され、書記は于文である。1948年12月15日、中国共産党天津市委員会が再開した。
職責
[編集]『中国共産党地方委員会工作条例』によると、中国共産党地方委員会は主に政治、思想と組織指導を実行し、以下の職能を担う:
- 地域の主要な問題についての意思決定を行う。
- 法的手続きを通じて、党組織の主張を地方の規制、地方政府の規則又はその他の政令にする。
- 地域の思想文化宣伝工作に対する指導を強化し、イデオロギー工作の指導権、発言権をしっかりと掌握する。
- 幹部管理権限に従い幹部を任免し、管理し、地方国家機関、政協組織、人民団体、国有企業事業単位等に重要幹部を推薦する。
- 人民代表大会、政府、政治協商会議、裁判所、検察院、人民団体などが法により規約に基づき独立して責任を負い、協調一致して業務を展開することを支持・保証し、これらの組織における党グループの指導の核心的役割を発揮する。
- 地域の群団活動と統一戦線活動に対する指導を強化する。
- 所属する党組織と広範な党員を動員、組織し、大衆を団結させて党の目標任務を実現する。
構成機関
[編集]『天津市機構改革方案』によると、中国共産党天津市委員会には15の工作機関が設置され、工作機関が管理する機関(副庁級)が1つある。中国共産党天津市委員会は以下の機構を設置している:
- 中国共産党天津市委員会弁公庁
スキル部門
[編集]- 中国共産党天津市委員会組織部
- 中国共産党天津市委員会宣伝部
- 中国共産党天津市委員会統一戦線工作部
- 中国共産党天津市委員会政法委員会
仕事部門
[編集]- 中国共産党天津市委員会組織部政策研究室
- 中国共産党天津市委員会組織部国家安全委員会弁公室
- 中国共産党天津市委員会網絡安全・情報化委員会弁公室
- 中国共産党天津市委員会財経委員会弁公室
- 中国共産党天津市委員会機構編成委員会弁公室
- 中国共産党天津市委員会軍民融合発展委員会弁公室
- 中国共産党天津市委員会台港澳工作弁公室
- 中国共産党天津市委員会巡回指導者小組弁公室
- 中国共産党天津市委員会老幹部局
派遣機関
[編集]- 中国共産党天津市委員会直属機関工作委員会
直属事業単位
[編集]- 中国共産党天津市委員会党校
- 天津社会主義学院
- 『天津日報』社
- 中国共産党天津市委員会党史研究院
- 天津市公文書館
……
作業組織が管理する機関
[編集]- 中国共産党天津市委員会機密局(省委員会弁公庁が管理する)
歴代の書記
[編集]肖像 | 氏名 | 就任 | 退任 | 注 |
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黄克誠 | 1949年1月 | 1949年6月 | ||
黄敬 | 1949年6月 | 1953年4月 | ||
黄火青 | 1953年4月 | 1958年6月 | ||
万暁塘 | 1958年6月 | 1966年9月 | ||
解学恭 | 1967年1月 | 1978年6月 | ||
林乎加 | 1978年6月 | 1978年10月 | ||
陳偉達 | 1978年10月 | 1984年10月 | ||
倪志福 | 1984年10月 | 1987年9月 | ||
李瑞環 | 1987年9月 | 1989年10月 | ||
譚紹文 | 1989年10月 | 1993年2月 | ||
聶璧初 | 1993年2月 | 1993年3月 | ||
高徳占 | 1993年3月 | 1997年8月22日 | ||
張立昌 | 1997年8月22日 | 2007年3月25日 | ||
張高麗 | 2007年3月25日 | 2012年11月21日 | ||
孫春蘭 | 2012年11月21日 | 2014年12月30日 | ||
黄興国 | 2014年12月30日 | 2016年9月1日 | [1] | |
李鴻忠 | 2016年9月1日 | 2022年12月8日 | [2] | |
陳敏爾 | 2022年12月8日 | 現在 | [3] |
歴代の構成員
[編集]- 初期(1949年1月-1954年7月)
- 書記:黄克誠(-1949年5月)、黄敬(1949年5月-1953年4月)、黄火青(1953年4月-)
- 第一副書記:黄敬(-1949年5月)
- 第二副書記:黄火青(-1949年5月)
- 副書記:黄火青(1949年5月-1953年4月)、劉秀峰(1949年8月- 1950年下半年)、呉徳(1952年7月-)[4]
- 第一期市委(1954年7月-1956年7月)
- 書記:黄火青
- 副書記:呉徳(-1955年5月)、白堅(1954年8月-)、呉硯農(1954年10月-)
- 第二期市委(1956年7月-1971年5月)
- 第一書記:黄火青(-1958年6月)、万暁塘(1958年6月-1966年9月)、解学恭(1967年1月-)
- 第二書記:趙武成(1963年9月-文革)、閻達開(1967年1月-1971年)
- 書記處書記:呉硯農(-1958年6月)、万暁塘(-1958年6月)、李耕濤(-文化大革命)、王亢之(-文化大革命)、谷雲亭(1958年6月-文化大革命)、張淮三(1958年6月-文化大革命)、趙克(1958年12月-1960年11月)、曹庶範(1961年2月-6月)、宋景毅(1961年2月-文革)、崔栄權(1961年2月-1965年4月)、李權超(1961年2月-1966年7月)、牛勇(1961年2月-1966年底)
- 候補書記:胡昭衡(1963年9月-文化大革命)
- 第三期市委(1971年5月-1983年12月)
- 第一書記:解学恭(-1978年6月)、林乎加(1978年6月-10月)、陳偉達(1978年10月-)
- 第二書記:呉岱(1971年6月-1975年11月)、趙武成(1977年7月-11月)、黄志剛(1977年11月-1982年7月)
- 第三書記:趙武成(1977年11月-1979年4月)
- 常務書記:張再旺(1982年7月-1983年3月))
- 書記:劉政(-1973年11月)、王一(-1978年12月)、王曼恬(-1977年1月)、許誠(-1980年6月)、費国柱(-1978年10月)、趙武成(1973年11月-1977年7月)、孫健(1973年11月-1975年1月)、徐信(1973年11月-1977年7月)、邢燕子(1973年11月-1982年6月)、王淑珍(1973年11月-1977年10月)、蔣南翔(1977年7月-10月)、閻達開(1977年7月-1982年7月)、王中年(1977年7月-1982年6月)、谷雲亭(1977年7月-1982年6月)、張淮三(1978年2月-1982年7月)、范儒生(1978年6月-1981年6月)、劉剛(1979年1月-1982年7月)、胡啓立(1980年6月-1982年4月)、郭春原(1981年10月-1982年7月)、李瑞環(1982年5月-)、張再旺(1983年3月-)、呉振(1983年3月-)、譚紹文(1983年3月-)
- 副書記:馮勤(1975年6月-1981年8月)、王一夫(1979年1月-1981年6月)、呉振(1978年2月-1983年3月)、陳冰(1981年8月-1983年3月)
- 第四期市委前期(1983年12月-1984年10月)
- 第一書記:陳偉達(-1984年10月))
- 書記:張再旺、李瑞環、呉振、譚紹文
- 第四期市委後期(1984年10月-1988年4月)
- 第五期市委(1988年4月-1992年)
- 書記:李瑞環(-1989年10月)、譚紹文(1989年10月-)
- 副書記:譚紹文(-1989年10月)、聶璧初、劉晋峰(-1991年9月)、張立昌(1989年10月-)、王旭東(1991年8月-)
- 第六期市委(1992年-1997年)
- 書記:譚紹文(-1993年2月)、聶璧初(1993年2月-3月代理)、高徳占(1993年3月-)
- 副書記:聶璧初(-1993年6月)、張立昌、王旭東(-1993年8月)、李盛霖(1993年5月-)、房鳳友(1995年11月-)
- 第七期市委(1997年-2002年4月)
- 書記:高徳占(-1997年8月)、張立昌(1997年8月-)
- 副書記:張立昌(-1998年8月)、李盛霖、房鳳友、劉峰巖(1997年10月-)、宋平順(1998年5月-)、劉勝玉(2000年4月-)
- 第八期市委(2002年4月-2007年6月)
- 書記:張立昌(-2007年3月)、張高麗(2007年3月-)
- 副書記:李盛霖(-2002年12月)、戴相龍(2002年12月-)、房鳳友(-2006年1月)、劉峰巖(-2002年10月)、邢元敏(2002年10月-)、宋平順(-2006年3月)、劉勝玉
- 第九期市委(2007年6月-2012年5月)
- 書記:張高麗
- 副書記:戴相龍(-2007年12月)、黄興国(2007年12月-)、邢元敏(-2009年5月)、何立峰(2009年5月-)
- 常務委員:王小京、肖懐遠、臧獻甫、楊棟梁、散襄軍、史蓮喜、陳超英、茍利軍、段春華
- 第十期市委(2012年5月-2017年5月)
- 書記:張高麗(2012年5月-2012年11月)、孫春蘭(2012年11月-2014年12月)、黄興国(代理)(2014年12月-2016年9月)、李鴻忠(2016年9月-)
- 副書記:黄興国(-2016年9月)、何立峰(-2013年4月)、王東峰(2013年4月-)、懐進鵬(2016年12月-)
- 常務委員:廖可鐸(-2017年3月)、臧獻甫(-2015年1月)、散襄軍(-2014年11月)、崔津渡(-2015年1月)、尹德明(-2017年3月)、段春華、劉長喜(-2015年12月)、成其聖、袁桐利(-2016年5月)、朱麗萍(-2016年8月)、宗国英(2014年11月-2017年3月)、姚增科(2015年1月-2016年10月)、王賀勝(2015年7月-2016年8月)、王宏江(2015年12月-)、陳浙閩(2016年8月-)、鄧修明(2016年12月-)、張玉卓 (1962年)|張玉卓(2017年3月-)、盛茂林(2017年3月-)、程麗華(2017年3月-)、趙飛(2017年3月-)
- 第十一期市委(2017年5月-2022年6月)
- 書記:李鴻忠
- 副書記:王東峰(-2017年10月)、懐進鵬(-2017年9月)、張国清(2017年12月-2020年8月)、陰和俊(2018年10月-2020年11月)、廖国勛(土家族、2020年8月-2022年4月,病逝)、金湘軍(2022年3月-)、張工(2022年5月-)
- 常務委員:李鴻忠、王東峰(-2017年10月)、懐進鵬(-2017年9月)、段春華(-2018年3月)、張玉卓(-2020年1月)、盛茂林(-2018年3月)、程麗華(女)(-2018年3月)、鄧修明(-2021年11月)、趙飛、陳浙閩(-2021年9月)、冀国強、李毅(-2020年3月)、張国清(2017年12月-2020年8月)、喻雲林(2018年3月-)、陰和俊(2018年10月-2020年11月)、馬順清(回族)(2018年11月-)、李軍(2018年12月-)、于立軍(2019年9月-2021年2月)、連茂君(2020年4月-)、廖国勛(土家族、2020年8月-2022年4月、病逝)、金湘軍(2021年1月-)、王庭凱(2021年6月-)、周徳睿(2021年9月-)、陳輻寬(2021年11月-)、劉桂平(2022年4月-)、張工(2022年5月-)
- 第十二期市委(2022年6月-)
- 書記:李鴻忠(-2022年12月)、陳敏爾(2022年12月-)
- 副書記:張工、金湘軍(-2022年12月)、陳輻寬(2023年12月-)
- 常務委員:李鴻忠(-2022年12月)、張工、金湘軍(-2022年12月)、李軍(-2024年5月)、陳輻寬、劉桂平、冀国強、連茂君、王庭凱、周德睿、王旭(満族)、沈蕾(女)、王力軍、陳敏爾(2022年12月-)、衡暁帆(2024年3月-)、白忠斌(2024年5月-)
出典
[編集]- ^ “黄興国 现任天津市委代理書記”. 人民日報. オリジナルの31 December 2014時点におけるアーカイブ。 2025年1月4日閲覧。
- ^ “Li Hongzhong appointed Tianjin Party chief”. 新華社. September 14, 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月4日閲覧。
- ^ “New Party chief appointed for Tianjin”. 新華社. (8 December 2022). オリジナルの21 September 2023時点におけるアーカイブ。 2025年1月4日閲覧。
- ^ 中華人民共和国職官誌 地方編