中国国鉄8G型電気機関車
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8G型 | |
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基本情報 | |
製造所 | ソ連ノボチェルカッスク機関車工場 |
製造年 | 1987年 - 1990年 |
製造数 | 96台 |
主要諸元 | |
軸配置 | Bo-Bo+Bo-Bo |
軌間 | 1,435 mm |
電気方式 | 単相交流 25 kV /50 Hz |
長さ | 2 × 16,200 mm |
幅 | 3,156 mm |
高さ | 3,850 mm |
機関車重量 | 184 t |
軸重 | 23 t |
最高速度 | 100 km/h |
出力 |
6,400 kW (持続) 6,620 kW (最大) |
引張力 |
627 kN (起動) 451 kN (持続) |
中国国鉄8G型電気機関車は中華人民共和国鉄道部が1980年代にソ連のノボチェルカッスク電気機関車工場(Новочеркасский электровозостроительный завод、NEVZ)から購入した交流用電気機関車のひとつ。
概要
[編集]当時、中国産の電気機関車の故障率が比較的高かったため、6K型のように鉄道部は外国から電気機関車を購入することを模索、1987年にソ連より買い入れとなった。
8G型は2車体永久連結式であり、8軸—直流電動システムの効率の良い貨物用電気機関車であった。軸に一台の電動機を有し、800kWを誇る。機関車の両端に運転室が設けられ、どちらかの運転室で操縦が可能であり、重連用にパンタグラフを2組備える。車内には貫通式の通路があり、運転室をつないでいる。主要回路は6極モーターを採用し、補助系統に分散式を備える。
8Gは耐用性において日本から購入した6K型や8K型より優れていたので大量の8G型が北京鉄路局、太原鉄路局等で貨物輸送に使用されている。2015年には68セットが休車になる等、新型車の導入等により休車や除籍となる車両が出始めている。
保存機
[編集]中国鉄道博物館保存機
- 002 - 2012年除籍。同年12月に東郊館に収蔵。