中山徹
表示
中山 徹(なかやま とおる、1968年[1] - )は、日本の英文学者、翻訳家。一橋大学大学院言語社会研究科教授。 専門は英文学[1]。スラヴォイ・ジジェクなどの訳書がある。日本英文学会新人賞受賞。
略歴
[編集]1991年埼玉大学教養学部教養学科卒業、1997年筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程単位取得退学[2]。筑波大学文芸・言語学系助手、静岡県立大学短期大学部専任講師を経て、2008年筑波大学博士(文学)の学位を取得。2009年4月、一橋大学大学院言語社会研究科准教授[3]。2014年より教授[3]。
2000年に第23回日本英文学会新人賞佳作を受賞[3]。 2013年にユリシーズ論『ジョイスの反美学』を刊行[4]。
著作
[編集]単著
[編集]- 『ジョイスの反美学 - モダニズム批判としての『ユリシーズ』』(彩流社) 2014
共編著
[編集]- 『個人的なことと政治的なこと - ジェンダーとアイデンティティの力学』(井川ちとせ共編著、彩流社) 2017
翻訳
[編集]- 『脆弱なる絶対 - キリスト教の遺産と資本主義の超克』(スラヴォイ・ジジェク、青土社) 2001
- 『全体主義 - 観念の(誤)使用について』(スラヴォイ・ジジェク、清水知子共訳、青土社) 2002
- 『オペラは二度死ぬ』(スラヴォイ・ジジェク, ムラデン・ドラー、青土社) 2003
- 『<女>なんていないと想像してごらん - 倫理と昇華』(ジョアン・コプチェク、鈴木英明, 村山敏勝共訳、河出書房新社) 2004
- 『操り人形と小人 - キリスト教の倒錯的な核』(スラヴォイ・ジジェク、青土社) 2004
- 『大義を忘れるな - 革命・テロ・反資本主義』(スラヴォイ・ジジェク、鈴木英明共訳、青土社) 2010
- 『暴力 - 6つの斜めからの省察』(スラヴォイ・ジジェク、青土社) 2010
- 『ジジェク、革命を語る - 不可能なことを求めよ』(スラヴォイ・ジジェク、パク・ヨンジュン編、青土社) 2014
- 『性と頓挫する絶対 - 弁証法的唯物論のトポロジー』(スラヴォイ・ジジェク、鈴木英明共訳、青土社) 2021.10 ISBN 978-4-7917-7424-1
脚注
[編集]- ^ a b 『操り人形と小人』著者紹介
- ^ 一橋大学 研究者情報
- ^ a b c 一橋大学大学院言語社会研究科 教員紹介
- ^ 彩流社
外部リンク
[編集]- 中山徹 - J-GLOBAL
- 中山徹 - researchmap