中村太一 (歴史学者)
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中村 太一[1](なかむら たいち、1966年3月 - )は、日本の歴史学者。専門は日本古代史[2](都市・交通・流通経済)。北海道教育大学教授。博士(歴史学)(國學院大學・1995年)。東京都練馬区生まれ。
研究
[編集]専門は日本古代史。古代の交通と交通路、古代の流通経済システム、都城制(藤原京・平安京)の研究が中心。
経歴
[編集]学歴
[編集]- 1988年 國學院大學文学部史学科卒業
- 1992年 國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程前期修了
- 1995年 國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期修了、「日本古代計画道路の研究」で博士(歴史学)の学位を取得
職歴
[編集]- 1988年 株式会社日経リサーチ
- 1993年 日本学術振興会特別研究員(DC)
- 1995年 日本学術振興会特別研究員(PD)、國學院大学文学部非常勤講師、國學院大学栃木短期大学非常勤講師
- 2000年 国立歴史民俗博物館非常勤講師(COE研究員)、北海道教育大学釧路校助教授
- 2007年 北海道教育大学釧路校准教授
- 2013年 北海道教育大学釧路校教授
著書
[編集]論文(一部)
[編集]- 「山陽道美作支路の復原的研究」(『歴史地理学』第150号、pp.22-34、1990年)
- 「大和国における計画道路体系の形成過程」(『国史学』第152号、pp.1-32、1995年)
- 「藤原京と『周礼』王城プラン」(『日本歴史』第582号、pp.91-100、1996年)
- 「港津の構造-じょうべのま遺跡に関する一試論」(『古代交通研究』第3号、pp.73-78、1997年)
- 「陸奥・出羽地域における古代駅路とその変遷」(『国史学』第179号、pp.1-37、2003年)
- 「古代・中世都市生活史データベースの構築」(『国立歴史民俗博物館研究報告』第113号、pp.269-291、2004年)
- 「日本古代の交易者-目的とその類型-」(『国立歴史民俗博物館研究報告』第113号、pp.11-33、2004年)
- 「日本古代国家形成期の都鄙間交通-駅伝制の成立を中心に-」(『歴史学研究』第820号、pp.25-34、2006年)
- 「日本古代の都鄙間交易-交易圏モデルの再検討から-」(『国史学』第191号、pp.123-149、2007年)
- 「古代の上津道」(『大美和』第121号、pp.28-36、2011年)
- 「平安京東西市の空間構造(上)―図面史料の再検討―」(『国史学』第224号、pp.1-33、2018年)
- 「平安京東西市の空間構造(下)―東市の構造とその要素―」(『国史学』第225号、pp.21-48、2018年)
単著
[編集]- 『日本古代国家と計画道路』(吉川弘文館、1996年)オンデマンド版 2023年 ISBN 9784642722940
- 『日本の古代道路を探す-律令国家のアウトバーン』(平凡社新書、2000年)
- 『日本古代の都城と交通』(八木書店、2020年)
共編著
[編集]- 『古代王権と交流2 古代東国の民衆と社会』(名著出版、1994年)
- 『古代を考える 古代道路』(吉川弘文館、1996年)
- 『日本古代の国家と祭儀』(雄山閣出版、1996年)
- 『日本史小百科 交通』(東京堂出版、2001年)
- 『列島の古代史4 人と物の移動』(岩波書店、2005年)
- 『平安文学と隣接諸科学7 王朝文学と交通』(竹林舎、2009年)
- 『古代東アジアの道路と交通』(勉誠出版、2011年)
- 『日本古代の王権と東アジア』(吉川弘文館、2012年)
- 『古代山国の交通と社会』(八木書店、2013年)
- 『「道」の文化史-街道が育んだ豊かな歴史』(中国地方総合研究センター、2013年)
- 『日本古代の交通・交流・情報3』(吉川弘文館、2016年)
- 『日本古代の道路と景観』(八木書店、2017年)
- 『子どもの“総合的な能力”の育成と生きる力』(北樹出版、2017年)
- 『古代文学と隣接諸学8 古代の都城と交通』(竹林舎、2019年)
脚注
[編集]- ^ “国立大学法人 北海道教育大学 |教員情報 - 中村 太一 |”. kensoran.hokkyodai.ac.jp. 2018年2月15日閲覧。
- ^ “中村太一・プロフィール”. www.kus.hokkyodai.ac.jp. 2016年12月16日閲覧。