中沢年甲
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中沢 年甲(なかざわ としき[1]、生没年不詳)とは、明治時代の浮世絵師。
来歴
[編集]月岡芳年の門人、作画期は明治とされる。芳年が浅草須賀町に住んでいた明治19年(1886年)頃、27名の門人宛に出した書状(芳年門人一覧)に「四ツ谷塩町弍丁目 中沢年甲殿」と名が見られる。作に大判3枚続の錦絵「豊臣勲功記 木下須股城ヲ一夜ニ建築之図」があり、版元印には「御届明治十九年一月 日」とある。
脚注
[編集]- ^ 「としき」の読み方は『日本書画鑑定大事典』第七巻、「年甲」の項(264頁)に拠る。
参考文献
[編集]- 飯島半十郎 『浮世絵師便覧』 蓬枢閣、1893年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり[1]。
- 西井正気編 『月岡芳年展』 日本経済新聞社、1995年 ※141頁
- 中野雅宗編 『日本書画鑑定大事典』(第七巻) 国書刊行会、2010年 ※264頁