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中華民国副総統

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中華民国の旗 中華民国
副総統
中華民國副總統
総統府紋章
現職者
蕭美琴(第16代)

就任日 2024年5月20日
庁舎総統府
官舎副総統官邸
任命国大代表による間接選挙1990年まで)
自由地区の住民による直接選挙1996年から)
任期1996年まで:6年(臨時条款によって3選禁止規定は凍結)
1996年から:4年(3選禁止)
根拠法令中華民国憲法
初代就任李宗仁
創設1948年5月20日
ウェブサイト総統府公式サイト

中華民国副総統(ちゅうかみんこくふくそうとう、: 中華民國副總統: Vice President of the Republic of China)は、中華民国国家元首である中華民国総統を補佐する役職であり、各国の副大統領に相当する。

選出

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直接選挙中華民国総統選挙)において、総統候補とペアで立候補し、有権者の直接選挙によって選出される。任期は4年間で、再選は1回まで可能。国民党も民進党も、党内選挙で選出された総統候補が自ら副総統候補を指名している。何らかの理由で総統が欠位となった場合には副総統が総統に昇格し、その任期満了まで任を継ぐ(憲法49条)。過去、副総統から総統への昇格は、蔣介石総統の辞任時(李宗仁が代行で事実上昇格)、蔣介石総統の死去時(厳家淦副総統が昇格)、蔣経国総統の死去時(李登輝副総統が昇格)の3回ある。なお、罷免・弾劾の要件は、総統と同じである。

立候補

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中華民国総統選挙選挙権は20歳以上の自由地区(台湾地区)に6ヶ月以上在住する中華民国国民。在外住民にも選挙権が有する。被選挙権は自由地区に6か月以上在住し、中華民国国民として15年以上経過した者で40歳を超えた時に被選挙人として登録される[1]

ただし、中華民国国籍を回復または帰化した者、大陸地区(中華人民共和国)あるいは香港マカオから台湾に移住した国民は被選挙人として登録できない[1]

立候補にあたって政党(直近の国政選挙で5%以上の得票)からの推薦を得るか、複数の政党による推薦(推薦政党の直近国政選挙の得票数合計が5%以上)が必要である。無所属で立候補する場合は、直近の立法院選挙有権者1.5%の署名が必要[1]

歴代副総統

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中華民国憲法施行後の1948年以降の副総統は以下の通り。


中華民国政治関連項目

中華民国の政治
中華民国憲法
中華民国憲法増修条文
中華民国政府

総統頼清徳
副総統蕭美琴

中華民国総統府
中華民国総統選挙
中華民国立法委員選挙
中華民国立法委員選挙区

行政院 • 立法院
司法院 • 監察院
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国民大会(-2005年

最高法院

政党制度政党一覧

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51 長5)
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担当機関:大陸委員会

その他台湾関係記事

文化 - 経済 - 地理
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歴史

中華民国関係記事

中華文化
中国の歴史

副総統の氏名 在任期間 所属政党 総統
1 1 李宗仁[注釈 1] 1948年5月20日
- 1954年3月10日[注釈 2]
中国国民党 蔣介石[注釈 3]
不在期間(1954年3月11日~1954年5月20日)
2 2 陳誠 1954年5月20日
- 1960年5月20日
中国国民党
3 1960年5月20日
- 1965年3月5日[注釈 4]
不在期間(1965年3月6日~1966年5月20日)
3 4 厳家淦 1966年5月20日
- 1972年5月20日
中国国民党
5 1972年5月20日
- 1975年4月5日[注釈 5]
不在期間(1975年4月6日1978年5月20日) 厳家淦
4 6 謝東閔 1978年5月20日
- 1984年5月20日
中国国民党 蔣経国
5 7 李登輝 1984年5月20日
- 1988年1月13日[注釈 6]
不在期間(1988年1月13日~1990年5月20日) 李登輝
6 8 李元簇 1990年5月20日
- 1996年5月20日
中国国民党
7
[注釈 7]
9 連戦 1996年5月20日
- 2000年5月20日
8 10 呂秀蓮 2000年5月20日
- 2004年5月20日
民主進歩党 陳水扁
11 2004年5月20日
- 2008年5月20日
9 12 蕭万長 2008年5月20日
- 2012年5月20日
中国国民党 馬英九
10 13 呉敦義 2012年5月20日
- 2016年5月20日
11 14 陳建仁 2016年5月20日
- 2020年5月20日
無所属[注釈 8] 蔡英文
12 15 頼清徳 2020年5月20日
- 2024年5月20日
民主進歩党
13 16 蕭美琴 2024年5月20日
- 現職
民主進歩党 頼清徳

脚注

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出典

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  1. ^ a b c 總統副總統選舉罷免法 - 全國法規資料庫。
  2. ^ “陳建仁申請加入民進黨 吳怡農:台北市黨部審查通過”. 自由時報. (2022年2月25日). https://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/3841585 

注釈

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  1. ^ 国共内戦後、香港アメリカに逃亡。
  2. ^ 次の選挙前に国民大会代表により弾劾される。
  3. ^ 1949年1月21日から1950年3月1日まで下野(李宗仁並びに閻錫山行政院長)が代行)。
  4. ^ 在任中に死去。
  5. ^ 蔣介石死去のため、総統昇格。
  6. ^ 蔣経国死去のため、総統昇格。
  7. ^ 住民直接選挙による選出及び任期4年へ変更。
  8. ^ 無所属(無党籍)で民主進歩党副総統候補に指名された。なお退任後に民主進歩党に入党している[2]

関連項目

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