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武誠山一成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中野一成から転送)
武誠山 一成
基礎情報
四股名 中野 → 武誠山
本名 中野 一成
生年月日 (1981-05-27) 1981年5月27日(43歳)
出身 茨城県笠間市
身長 184cm(現役時)
体重 153kg(現役時)
BMI 45.19(現役時)
所属部屋 武蔵川 → 藤島
得意技 押し・左四つ・寄り
成績
現在の番付 引退
最高位 東幕下7枚目
生涯戦歴 235勝244敗11休(70場所)
データ
初土俵 2004年5月場所
引退 2016年1月場所
備考
2016年1月27日現在

武誠山 一成(ぶせいざん いっせい、1981年5月27日 ‐ )は、茨城県笠間市出身で藤島部屋(入門時は武蔵川部屋)に所属していた元大相撲力士。本名は中野 一成(なかの いっせい)。現役時代の体格は身長184cm、体重153kg、血液型O型。得意技は押し、左四つ、寄り。最高位は東幕下7枚目(2011年7月場所)。

来歴

[編集]

笠間小学校3年生で相撲を始め、笠間中学校3年生の時には全国中学校相撲選手権大会で準優勝した。金沢市立工高を経て東洋大学へ進学し、大学時代は個人タイトル7個を獲得した。2003年には相撲部主将を務め、国体成年Aでは決勝で大学の先輩である横山英希(のち十両・高見藤)を敗って優勝し、幕下付出資格を得た。全日本相撲選手権で左手首を亀裂骨折したためデビューが遅れ、2004年5月場所に幕下15枚目格付出で武蔵川部屋から初土俵を踏んだ。同期生には把瑠都がいる。

順調な出世を期待されたが、2004年5月場所を3勝4敗と負け越すと、そこから3場所連続で負け越した。その後2場所連続で勝ち越したものの、右膝の靭帯を痛め2005年3月場所を全休し、幕下15枚目格付出力士として初めて三段目に陥落した。2005年は故障の影響からか幕下と三段目の往復が続き、2006年になって幕下に定着した。2007年11月場所には、幕下15枚目以上で自身初の勝ち越しを決めた。しかしながら関取昇進はかなわず、深刻な腰痛の影響で稽古もままならなくなって2013年7月場所では三段目、2015年11月場所では序二段と次第に番付降下の一途を辿った。しかし、序二段で勝ち越すことは一度もできずに2016年1月場所限りで現役を引退した。引退時には最高158kgあった体重が98kgまで激減していたという[1][2]

大学の同期には、共に前相撲デビューの木村山磋牙司がいるが、皮肉にも2人とも入幕を果たしている。

主な成績

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  • 通算成績:235勝244敗11休(70場所)
武誠山 一成
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2004年
(平成16年)
x x 幕下付出15枚目
3–4 
西幕下21枚目
1–6 
東幕下44枚目
3–4 
西幕下54枚目
4–3 
2005年
(平成17年)
東幕下45枚目
4–3 
東幕下38枚目
休場
0–0–7
西三段目18枚目
4–3 
東三段目7枚目
5–2 
西幕下49枚目
1–6 
東三段目18枚目
5–2 
2006年
(平成18年)
西幕下57枚目
4–3 
東幕下49枚目
3–4 
東幕下59枚目
4–3 
西幕下49枚目
5–2 
東幕下35枚目
4–3 
西幕下28枚目
5–2 
2007年
(平成19年)
東幕下15枚目
3–4 
西幕下23枚目
5–2 
東幕下14枚目
2–5 
東幕下27枚目
5–2 
西幕下16枚目
4–3 
西幕下13枚目
4–3 
2008年
(平成20年)
西幕下11枚目
4–3 
西幕下7枚目
3–4 
東幕下13枚目
3–4 
東幕下21枚目
4–3 
東幕下17枚目
3–4 
東幕下24枚目
5–2 
2009年
(平成21年)
西幕下14枚目
3–4 
西幕下24枚目
4–3 
西幕下18枚目
4–3 
東幕下13枚目
4–3 
東幕下9枚目
2–5 
西幕下19枚目
2–5 
2010年
(平成22年)
西幕下17枚目
3–4 
西幕下23枚目
2–5 
東幕下37枚目
4–3 
東幕下28枚目
5–2 
東幕下13枚目
4–3 
西幕下9枚目
2–5 
2011年
(平成23年)
西幕下21枚目
4–3 
八百長問題
により中止
西幕下16枚目
4–3 
東幕下7枚目
3–4 
西幕下10枚目
2–5 
東幕下21枚目
3–4 
2012年
(平成24年)
東幕下28枚目
3–4 
西幕下36枚目
3–4 
西幕下48枚目
4–3 
東幕下38枚目
4–3 
西幕下32枚目
6–1 
西幕下12枚目
3–4 
2013年
(平成25年)
東幕下18枚目
3–4 
西幕下24枚目
2–5 
東幕下47枚目
2–5 
東三段目6枚目
0–3–4 
西三段目56枚目
5–2 
東三段目28枚目
3–4 
2014年
(平成26年)
西三段目43枚目
3–4 
西三段目56枚目
5–2 
東三段目30枚目
2–5 
西三段目54枚目
5–2 
東三段目26枚目
3–4 
西三段目43枚目
4–3 
2015年
(平成27年)
西三段目29枚目
3–4 
東三段目44枚目
3–4 
西三段目61枚目
4–3 
東三段目46枚目
2–5 
西三段目76枚目
2–5 
東序二段筆頭
2–5 
2016年
(平成28年)
東序二段33枚目
引退
2–5–0
x x x x x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴

[編集]
  • 中野 一成(なかの いっせい)2004年5月場所 - 2011年1月場所
  • 武誠山 一成(ぶせいざん - )2011年5月技量審査場所 - 2016年1月場所

脚注

[編集]
  1. ^ 元幕内大道、土佐豊ら11人の引退を発表 日刊スポーツ 2016年1月27日(2016年1月27日閲覧)
  2. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年2月号(初場所総決算号)88頁

関連項目

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外部リンク

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