中野財閥
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中野財閥(なかのざいばつ)は、かつて新潟市に存在した地方財閥。
歴史
[編集]中野家の祖先は越前朝倉氏最後の当主・朝倉義景が織田信長に滅ぼされたことによって、迫害を避けるため海路で越後に逃れ、後に新潟に土着し商売を始めたのが始まりだった。
中野財閥は新潟三大財閥(斎藤喜十郎財閥、鍵冨三作財閥、新潟白勢財閥)には数えられなかったものの、それらに次ぐ規模の財閥であった。鉄道と海運を経営し、「新潟交通と言えば中野家」と称されるほど、交通分野では他の財閥の追随を許さなかった。また電力事業にも参入し、新潟電灯株式会社(東北電力の一部となり消滅)を設立。新潟の近代化に大きく寄与した。
第二次世界大戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による財閥解体の指令により解体された。
出典
[編集]- 新潟を632灯の電球が照らした、新潟に天然ガスのバスが走った~中野家の歴史~(https://niigata-futtotsu.jp/column/072/)