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久下稲荷神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
久下稲荷から転送)
久下稲荷神社
所在地 埼玉県飯能市稲荷町1-3
位置 北緯35度51分5.5秒 東経139度19分0秒 / 北緯35.851528度 東経139.31667度 / 35.851528; 139.31667
主祭神 宇迦之御魂神
火産霊命
河菜姫命
宇気母智命
社格 村社
別名 久下稲荷
一丁目のお稲荷様[1]
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久下稲荷神社(くげいなりじんじゃ)は、埼玉県飯能市稲荷町にある神社。正式名称は稲荷神社[2]旧社格は村社。

祭神

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祭神は次の四柱[3]。主祭神は宇迦之御魂神[1]

歴史

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創建年月日不明。寛永13年(1636年)再建[4][3][1]。ともに現在の飯能市稲荷町にあるこの神社と三座稲荷について、『新編武蔵風土記稿』の久下分村の項には「稲荷社 飯能村能仁寺持」と「稲荷社 村民の持」[5] [6]と記載されているが、どちらがこの神社であるのかは不明である[1][7]。『武蔵国郡村誌』の久下分村の項には「保食命を祭る祭日二月十一日」の稲荷社が村の東方に一社、南方に二社ある[8]

明治5年(1872年)に久下分村の鎮守として村社に列格した。明治41年(1908年)7月7日に秋葉神社と3つの稲荷神社を合祀した[4][3][1]。合祀社は秋葉神社のみが現存しているとされる[1]昭和50年(1975年)に本殿を再建した[1]

境内

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本殿、幣殿、拝殿、社務所(一丁目倶楽部)、覆殿、鳥居、水舎[2]、一丁目町内会山車倉庫、納札所、猿田彦社、町会倉庫。境内北側に西武池袋線の引き込み線がある。飯能駅の駅長室には、業務の安全を祈願して当社の分霊が祀られているとされる[9]

行事

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元旦祭、例祭、春祭、秋祭、初午[3]。飯能相撲連盟は1964年昭和39年)9月から境内で相撲大会を開催している[10]

交通アクセス

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所在地:埼玉県飯能市稲荷町1-3

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 埼玉県神社庁神社調査団編 1986, p. 296.
  2. ^ a b 飯能市史編集委員会 1982, p. 38.
  3. ^ a b c d 飯能市史編集委員会編 1982, p. 38.
  4. ^ a b 入間郡市連合神社誌編纂委員会編 1971, p. 455.
  5. ^ 蘆田編 1977, p. 113.
  6. ^ 蘆田編 1929, p. 113.
  7. ^ 飯能市郷土館 1997, p. 19.
  8. ^ 埼玉県編 1954, p. 330.
  9. ^ 埼玉県神社庁神社調査団編 1986, p. 297.
  10. ^ 飯能市体育協会広報紙『躍動はんのう』第6号(PDF文書)飯能市体育協会広報委員会、平成23年11月1日発行

参考文献

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  • 蘆田伊人 編『大日本地誌大系 ⑮ 新編武蔵国風土記稿 第9巻』雄山閣、1977年。 
    • 蘆田伊人 編「久下分村」『大日本地誌大系』 第13巻 新編武蔵風土記稿9 巻ノ178高麗郡ノ3、雄山閣、1929年8月、113頁。NDLJP:1214901/63 
  • 入間郡市連合神社誌編纂委員会編『入間神社誌』埼玉県神社庁入間郡市連合支部、1971年。 
  • 埼玉県 編『武蔵国郡村誌 第5巻』埼玉県立図書館、1954年。 
  • 埼玉県神社庁神社調査団 編『埼玉の神社 入間・北埼玉・秩父』埼玉県神社庁、1986年。 
  • 飯能市郷土館『特別展図録「祈りのメッセージ ―飯能の絵馬―」』飯能市郷土館、1997年。 
  • 飯能市史編集委員会編『飯能市史 資料編Ⅴ (社寺教会)』飯能市、1982年。 

関連項目

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