久木幸男
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久木 幸男(ひさき ゆきお、1924年 - 2004年2月5日)は、日本の教育学者。横浜国立大学名誉教授。北九州市立大学教授である久木尚志の父。
人物・来歴
[編集]1924年(大正13年)、滋賀県愛知郡愛知川町(現在の愛荘町)に生まれる。旧制彦根中学校、第三高等学校を経て、1948年(昭和23年)に京都大学文学部哲学科を卒業、1950年(昭和25年)に同大学院前期課程修了。
同年、西山短期大学助教授となり、1964年(昭和39年)に教授、1966年(昭和41年)に大谷大学文学部教授、1967年(昭和42年)に横浜国立大学教育学部教授となり、1968年(昭和43年)には「古代儒教の歴史的展開」によって京都大学から教育学博士の学位を取得。横浜国立大学退職後は、1990年(平成2年)から佛教大学教育学部教授。
服藤早苗(埼玉学園大学教授)、大戸安弘(横浜国立大学教授)、木内陽一(鳴門教育大学教授)、蛭田道春(大正大学教授)、井沢直也(いわき明星大学教授)、佐藤淳介(大分県立芸術短期大学教授)、壽福隆人(日本大学教授)などの日本史および日本教育史研究者を育成した。
主著
[編集]- 『日本の宗教 - 民衆の宗教史』、弘文堂、1965年
- 『大学寮と古代儒教』、サイマル出版会、1968年
- 『日本の宗教 - 過去と現在』、サイマル出版会、1971年
- 『日本古代学校の研究』、玉川大学出版部、1990年 ISBN 447207981X
- 『検証 清沢満之批判』、法蔵館、1995年