乙竹岩造
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乙竹 岩造[1](おとたけ いわぞう、1875年(明治8年)9月29日 - 1953年(昭和28年)6月17日[2])は、日本の教育学者[1]。学位は、文学博士(東京文理科大学・1932年)(学位論文「日本庶民教育史」)[1]。東京文理科大学名誉教授[1]。
人物
[編集]三重県出身[2]。東京高等師範学校卒業[1]。1904年から1907年までドイツ、フランス、英国、米国に留学。帰国後東京高師教授、1929年、東京文理科大学教授。1932年、「日本庶民教育史」で東京文理科大学より文学博士の学位を取得。欧米の教育学、日本教育史を研究し、寺子屋体験者を調査。
家族・親族
[編集]- 乙竹家
- 親戚
著書
[編集]- 『新倫理学大意』同文館 1899
- 『小学校教授訓練提要』東洋社 1902-1903
- 『小学校各教科教授法』小泉又一共編 大日本図書 1904
- 『欧米教育視察報告十二集』目黒書店 1908
- 『実験教育学』目黒書店 1908
- 『低能児教育法』目黒書店 1908
- 『新教授法』目黒書店 1909
- 『不良児教育法』目黒書店 1910
- 『頴才教育』目黒書店 1912
- 『現代教育教授思潮』目黒書店 1914
- 『教育者の新修養』教育新潮研究会 1915
- 『体育本位教育講話』柔道会本部 1916
- 『輓近教育事実の進歩』目黒書店 1916
- 『教育科教科書 各科教授法』培風館 1917
- 『教育科教科書 学校管理法』培風館 1917
- 『教育科教科書 教育学』培風館 1917
- 『教育科教科書 近世教育史』培風館 1917
- 『論理学教授用参考書』培風館 1917
- 『教育科教科書 心理学』培風館 1918
- 『文化教育学の新研究』目黒書店 1926
- 『女子新教育学教授用書』培風館 1929
- 『日本庶民教育史』目黒書店 1929 のち臨川書店
- 『現代教育学汎論』培風館 1934
- 『日本教育史の研究』第1-2輯 目黒書店 1935-1939
- 『女子日本公民教科書教授用参考書』培風館 1937
- 『日本教育学の枢軸』目黒書店 1939
- 『日本国民教育史』目黒書店 1940
- 『御木本幸吉』培風館 1948
- 『教育学』培風館 1949
- 『近世教育史』培風館 1950
- 『教育学と教育史学』乙竹岩造先生喜寿祝賀会編 東洋館出版社 1952
- 『天才の本質と教育技術の革新』培風館 1952
- 『伝記御木本幸吉』講談社 1960
- 『乙竹岩造著作集』全6巻 学術出版会 2010 学術著作集ライブラリー
- 第1巻 (欧米教育視察報告十二集)
- 第2巻 (実験教育学 1)
- 第3巻 (実験教育学 2)
- 第4巻 (輓近教育事実の進歩)
- 第5巻 (現代教育学汎論)
- 第6巻 日本教育学の枢軸
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 人事興信所編『人事興信録 第13版 上』人事興信所、1941年。