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事業部制

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

事業部制(じぎょうぶせい)は企業を事業ごとの部署へ分割し管理する統治制度である。

事業部制では組織を事業単位で分割する(事業部制組織構造)。各事業はその事業部にて収支管理(独立採算)や意思決定が行われ、事業部にはそれに必要な全ての権限と義務が移譲される。全社に跨る機能(例: 人事・財務)は本社と呼ばれる中央部署の管轄となる。

現場とマネジメント層の距離が近くなりかつ扱う分野が限定されることで、多角化・広域化した企業においても各事業の迅速かつ正確な経営が出来る。歴史的にはデュポン1920年に事業部制をとり、これを参考にしてゼネラルモーターズが導入したのが事業部制の始まりである。日本では1933年昭和8年)に松下電器産業(現・パナソニックホールディングス)が導入したのが初めてとされ、今では上場企業の大多数が事業部制を取っている。

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