二村周作
表示
二村周作(ふたむら しゅうさく、1969年 - )は、日本の舞台美術家[1]。玉川大学芸術学部教授[2]。日本舞台美術家協会理事[1]。
来歴・人物
[編集]1969年、東京都出身[1]。1993年に武蔵野美術大学空間演出デザイン学科を卒業後[2]、2000年に文化庁芸術家在外研究員として渡英[1]。2001年にセントラル・セント・マーチンズにて舞台美術を専攻し修士を取得[2][3]。日本に帰国後、舞台やテーマパーク、万博などの空間デザインを手がける[1]。
幼少期に祖母と一緒によく行った歌舞伎観劇から「"きれいなもの"」に憧れがあった[3][4]。学生時代は演劇研究会で活動する傍ら、絵画好きで美術大学に進学したこともあり、美術・演劇が融合した舞台美術の世界に進むことになった[3][4]。
舞台美術は、劇の単なる背景では無くて、劇の作品性を空間として具現化できると考えており、そこに魅力を感じている[3]。
受賞歴
[編集]- 第38回伊藤熹朔賞 舞台部門本賞 - 2011年、ミュージカル「キャバレー」舞台装置に対して[5]。
- 第48回紀伊國屋演劇賞 個人賞 - 2013年、舞台「今ひとたびの修羅」・「OPUS/作品」・「クリプトグラム」の美術に対して[6]。
- 第22回読売演劇大賞 最優秀スタッフ賞 - 2015年、舞台「フォレスト・ガンプ」・「ブラック メリーポピンズ」の美術に対して[7]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e “Home”. futa-atelier. 2021年6月12日閲覧。
- ^ a b c “二村 周作(フタムラ シュウサク)”. unitama.tamagawa.ac.jp. 2021年6月12日閲覧。
- ^ a b c d “『レディ・ベス』の世界~美術・二村周作さんインタビュー”. げきぴあ. ぴあ (2014年4月16日). 2021年6月14日閲覧。
- ^ a b “新作『トム・ソーヤの冒険』ができるまで ~舞台美術家:二村周作さんへインタビュー~”. K-BALLET YOUTH. K-BALLET. 2021年6月14日閲覧。
- ^ “第38回伊藤熹朔賞”. 演劇ニュース. moon-light (2011年5月19日). 2021年6月14日閲覧。
- ^ “【団体賞は東京ヴォードヴィルショーが受賞】『第48回紀伊國屋演劇賞』発表”. 舞台製作PLUS. ネビュラエンタープライズ (2013年12月19日). 2021年6月14日閲覧。
- ^ “読売演劇大賞 第22回(2015年)受賞結果”. 読売新聞へようこそ. 読売新聞社. 2021年6月14日閲覧。