二階堂善弘
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二階堂 善弘(にかいどう よしひろ、1962年 - )は、日本の中国文学者。関西大学教授。
来歴
[編集]東京都葛飾区に生まれる。東京都立上野高等学校卒業。1985年東洋大学文学部中国哲学文学科卒業後、システムエンジニアなどを経て、早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻に入学。台湾・大陸中国留学などの後、1997年同博士課程単位取得退学。1997年東北大学国際文化研究科助手、1998年茨城大学人文学部助教授[1]、2006年関西大学文学部助教授、2009年教授。
2005年「元明の道教・民間信仰と「三教捜神大全」 特に元帥神の変容について」で東洋大学博士(文学)[2] 、2011年「アジアの民間信仰と文化交渉」で関西大学博士(文化交渉学)[3]。
著書
[編集]- 『封神演義の世界 中国の戦う神々』(大修館書店、あじあブックス) 1998
- 『中国の神さま 神仙人気者列伝』(平凡社新書) 2002
- 『中国妖怪伝 怪しきものたちの系譜』(平凡社新書) 2003
- 『道教・民間信仰における元帥神の変容』(関西大学東西学術研究所、関西大学東西学術研究所研究叢刊29) 2006
- 『明清期における武神と神仙の発展』(関西大学出版部、関西大学東西学術研究所研究叢刊27) 2009
- 『アジアの民間信仰と文化交渉』(関西大学出版部) 2012
- 『東南アジアの華人廟と文化交渉』(関西大学出版部、関西大学東西学術研究所研究叢刊60) 2020
- 『中国の信仰世界と道教』(吉川弘文館、歴史文化ライブラリー598) 2024 ISBN 9784642059985
共編
[編集]- 『東アジアの儀礼と宗教』(吾妻重二共編、雄松堂出版、関西大学アジア文化交流研究叢刊) 2008
- 『東アジアの過去、現在と未来』(陶徳民共編、丸善出版、関西大学「日中関係と東アジア」講演録) 2011
- 『近現代中国の芸能と社会 皮影戯・京劇・説唱』(氷上正, 佐藤仁史, 太田出, 千田大介, 戸部健, 山下一夫, 平林宣和共編著、好文出版、中國都市藝能研究會叢書) 2013
翻訳
[編集]- 『三国志平話』(中川諭共訳注、光栄[4]) 1999 ISBN 978-4877196783
- 『図解 三国志大事典』全4巻(羅吉甫文、ロバート・イングペン画、鍾孟舜漫画、郝廣才編、日本語版監修、井上実, 戸田聖子, 藤原由希, 和泉裕子訳、金の星社) 2008
- 『全訳 封神演義』全4巻(監訳・解説、山下一夫, 中塚亮, 二ノ宮聡訳、勉誠出版) 2017 - 2018
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ 『新訂 現代日本人名録 2002』 日外アソシエーツ編 日外アソシエーツ株式会社 ISBN 978-4-8169-1695-3
- ^ 二階堂善弘『元明の道教・民間信仰と「三教捜神大全」 : 特に元帥神の変容について』(博士(文学)論文)乙第172号、東洋大学、2005年6月27日。CRID 1110564260186423936 。
- ^ 二階堂善弘『アジアの民間信仰と文化交渉』(博士(文化交渉学)論文)乙第439号、関西大学、2011年9月21日。CRID 1110282785118145536。
- ^ 現コーエーテクモゲームス