五常市
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中華人民共和国 黒竜江省 五常市 | |
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冬の田園風景 | |
哈爾浜市中の五常市の位置 | |
簡体字 | 五常 |
繁体字 | 五常 |
拼音 | Wǔcháng |
カタカナ転写 | ウーチャン |
国家 | 中華人民共和国 |
省 | 黒竜江 |
市 | 哈爾浜 |
行政級別 | 県級市 |
建置 | 1880年 |
改制 | 1993年 |
面積 | |
総面積 | 7,502 km² |
人口 | |
総人口(2004) | 97 万人 |
経済 | |
電話番号 | 0451 |
郵便番号 | 150200 |
行政区画代碼 | 230184 |
公式ウェブサイト: http://www.hljwch.gov.cn/ |
五常市(ごじょう-し)は中華人民共和国黒竜江省ハルビン市に位置する県級市。市人民政府の所在地は五常鎮。
中国地名の変遷 | |
建置 | 1880年 |
使用状況 | 五常市 |
清 | 五常城 五常庁(1882年) 五常府(1909年) |
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中華民国 | 五常県 |
満洲国 | 五常県 |
国共内戦期間 | 五常県 |
現代 | 五常県 五常市(1993年) |
地理
[編集]五常市は黒竜江省南部に位置している。北西から南西にかけては、吉林省の長春市・楡樹市(県級市)、吉林市・舒蘭市(県級市)、延辺朝鮮族自治州・敦化市(県級市)と行政区境を接している。北部から北東にかけては、副省級市の行政単位を有している同じハルビン市に属する双城区、阿城区、尚志市と行政区境を接している。
歴史
[編集]五常市は儒教における五常(仁・義・礼・智・信)に由来する。清代の咸豊年間に開墾が行われた際に挙仁・田義・崇礼・尚智・誠信の五甲社が設置された。
前漢から西晋にかけては夫余、南北朝時代は勿吉、隋代は靺鞨の居住地であり、唐代は渤海の版図となった。968年に渤海が滅亡すると遼により東京道、その後金代により上京会寧府、元代は遼陽省開元路、明代は奴児干都司を設置した。
清初はニングタ将軍の管轄区とされ、1744年(乾隆9年)にはラリン・アルチュカ副都統(拉林阿勒楚喀副都統)の管轄とされた。その後数度の行政改編を受けた後、1880年(光緒6年)に設置された五常城を前身とする。1882年(光緒8年)に五常庁、1909年(宣統元年)4月9日に五常府に昇格、中華民国が成立すると1913年3月2日に五常県に改編、1993年に県級市に昇格し現在に至る。
行政区画
[編集]→「中華人民共和国の行政区分」を参照
下部に10鎮、2民族鎮、9郷、3民族郷を管轄:
- 鎮:五常鎮、山河鎮、小山子鎮、安家鎮、杜家鎮、背蔭河鎮、沖河鎮、沙河子鎮、向陽鎮、竜鳳山鎮
- 民族鎮:ラリン満族鎮(拉林満族鎮)、牛家満族鎮
- 郷:興盛郷、志広郷、衛国郷、常堡郷、民意郷、八家子郷、長山郷、興隆郷、二河郷
- 民族郷:紅旗満族郷、営城子満族郷、民楽朝鮮族郷
交通
[編集]鉄道
[編集]→「中華人民共和国の高速鉄道」を参照
→「中華人民共和国の鉄道」を参照
道路
[編集]健康・医療・衛生
[編集]- 五常市第二人民医院
- 五常市中医医院
- 五常市婦幼保健院
名所・旧跡・観光スポット
[編集]出身者
[編集]- 李冰冰 - 女優
関連項目
[編集]- 五常大米
- 酸菜、ハルビンビール、東北菜
- アムール川(黒竜江)、松花江、松嫩平原、小興安嶺山脈、亜寒帯冬季少雨気候
- 闖関東、内満州、外満洲、アイグン条約(ネルチンスク条約)、北京条約、東清鉄道
- 在瀋陽日本国総領事館(管轄区域:遼寧省(大連市を除く)・吉林省・黒竜江省)