五色そば
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五色そば(ごしきそば)は、白、赤、黒、青および黄の5色のそばである。
概要
[編集]白はそば粉の新しいもので、赤は紅で(茹で湯に酢を少々たらして茹でれば色がとばない)、黒はごまをすり入れ、あるいはこんぶ、海苔などを入れ、青は挽き茶で、黄は鶏卵の黄身で練って色をつける。 この5色のそばを盛り合わせて、ひな祭りなどで供する。 「ひなそば」ともいう。
また、村瀬忠太郎によれば、青は草切という餅草の芽を入れたもので、黄は鶏卵の蛋黄のみを入れたもので、白は純白の晒粉に蛋白のみを入れたもので、黒は (1) 焼いて焦がした板こんぶの粉末を入れたものと、 (2) 黒胡麻の粉末を入れたものの2種で、紅は本紅を用いるという。
参考文献
[編集]- 村瀬忠太郎『蕎麦通』 四六書院 1930(『蕎麦通・天麩羅通』坪内祐三・監修、解説 廣済堂文庫 2011 所収)