五講四美三熱愛
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五講四美三熱愛(ごこうよんびさんねつあい、中国語: 五讲四美三热爱、ピン音:wǔjiǎngsìměisānrèài )とは中華人民共和国が1980年代に提唱した行動上の規範。1981年2月に「五講四美」が提唱され、1983年2月に「三熱愛」が追加された。
内容
[編集]- 「講」・・・気を配るべきもの
- 講文明(讲文明):文明
- 講礼貌(讲礼貌):礼儀
- 講衛生(讲卫生):衛生
- 講秩序(讲秩序):秩序
- 講道徳(讲道德):道徳
- 「美」・・・美しくすべきもの
- 心霊美(心灵美):心
- 語言美(语言美):言語
- 行動美(行为美):行動
- 環境美(环境美):環境
- 「熱愛」・・・愛すべきもの
歴史
[編集]1981年2月25日、中華全国総工会 (zh:中华全国总工会) 、中国共産主義青年団、中華全国婦女連合会 (中华全国妇女联合会) 、中国文学芸術界連合会 (zh:中国文学艺术界联合会) 、中国倫理学会、中国語言学会、中華全国美学学会、中央愛国衛生運動委員会の9組織が「精神・文明・礼儀活動に関する呼びかけ」として連名で提唱した[1]。2月28日、党宣伝部、中国教育部、文化部、衛生部、公安部(中国の「部」は日本の「省」に相当する)の連名で発布され、先の9組織が「五講四美」として、実施を呼びかけた。
1983年2月、中国共産党中央委員会と中華人民共和国国務院が連名でこれに「三熱愛」を足し、毎年3月を「全民文明礼貌月」(全国民文明礼儀の日)とすることを決めた[1]。また、3月11日、「五講四美三熱愛活動委員会」が設置され、万里が担当主任となった[2]。「全民文明礼貌月」は2009年現在でも続けられている[3]
脚注
[編集]- ^ a b 全国“五讲四美三热爱”活动的开展、2000年10月24日付、2009年6月11日閲覧
- ^ 五讲四美三热爱活动、2009年6月11日閲覧
- ^ 雲陽網 “全民文明礼貌月”的由来