井上元勝
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井上 元勝 (いのうえ もとかつ、1918年(大正7年)12月2日[1] - 1993年(平成5年)1月1日[1])は、日本の武道家。唯心会と琉球古武術のグランドマスターとして知られていた。
人生とキャリア
[編集]井上は、日本の首相であった公爵桂太郎の次男、また侯爵井上勝之助の嗣子である侯爵井上三郎の次男[1]として東京市麻布富士見町に生まれた。母は井上馨の長女・千代子[1]。幼い頃から武家の訓練を始めたが、警備スペシャリスト、甲賀流 忍術の宗家継承者であり、最後の真の忍者と見なされていた藤田西湖(1898-1966)によって武術を教えられた[2]。 後に井上は、小西康裕と平信賢のもとで訓練を行い、そこで琉球古武道保存振興会で使用される武器術を学ぶ。 井上はさらに彼自身の空手スタイルを見いだし、唯心会と呼んだ[3]。
井上は、日本で発行された小冊子型を詳しく説明するパンフレットと3冊の本を出版。 彼の作品の多くは後に英語でも出版された[4]。
著作
[編集]- 『琉球古武道』ブレーン出版、1972年。
- 『琉球古武道基本技シリーズ1(棒術 no.1) 』青濤社、1977年。
- 『琉球古武道基本技シリーズ2(釵術 no.1)』青濤社、1977年。
- 『琉球古武道基本技シリーズ3(トンファー no.1)』青濤社、1978年。
- 『琉球古武道基本技シリーズ4(ヌンチャク no.1)』青濤社、1978年。
- 『鎌』(ひとりでできる入門書. 琉球古武道基本技シリーズ ; 5 鎌術 no.1) 績文堂出版、1981年。
- 『鉄甲』(ひとりでできる入門書. 琉球古武道基本技シリーズ ; 6 鉄甲術) 績文堂出版、1982年。
脚注
[編集]- ^ a b c d 『平成新修旧華族家系大成』上巻、185-186頁。
- ^ Draeger, Donn F.; Smith, Robert W. (1980). Comprehensive Asian fighting arts. Kodansha International. pp. 130–131 October 28, 2011閲覧。
- ^ “Grandmaster Motokatsu Inoue”. 18 April 2012閲覧。
- ^ “Motokatsu Inoue”. 18 April 2012閲覧。
参考文献
[編集]- 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成』上巻、霞会館、1996年。
外部リンク
[編集]- プロフィール 琉球古武術保存振興会