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井上和久 (保健学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いのうえ かずひさ
井上 和久
居住 日本の旗 日本
研究分野 保健学
研究機関 埼玉県立大学
出身校 佛教大学社会学部卒業
東京医科歯科大学大学院
医歯学総合研究科
博士課程修了
主な業績 下肢筋群が
バランス機能に及ぼす
影響の研究
予防理学療法に
関する研究
プロジェクト:人物伝
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井上 和久(いのうえ かずひさ)は、日本理学療法士保健学者生活環境支援理学療法予防理学療法)。学位博士(医学)東京医科歯科大学)。埼玉県立大学保健医療福祉学部准教授

田無病院リハビリテーション部での勤務を経て、埼玉県立大学保健医療福祉学部講師などを歴任した。

概要

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生活環境支援理学療法予防理学療法を専攻する保健学者である[1]。下肢筋群のバランス機能に関する研究が知られている[2]。田無病院にて理学療法士として勤務したのち、埼玉県立大学で教鞭を執った[3][4]

来歴

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生い立ち

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高知学園設置・運営する高知高等学校に進学した[4]。さらに、同じく高知学園が設置・運営する高知リハビリテーション学院に進学し[3][4][† 1]、理学療法学科にて学んだ[3]。なお、高知リハビリテーション学院では、浄土宗教育資団が設置・運営する佛教大学の通信教育部と提携しており[5][† 2]、大学卒業の資格を取得できる併修制度を導入していた[5]。そのため、佛教大学においても、社会学部社会福祉学科に在籍して学んだ。1995年(平成7年)3月、高知リハビリテーション学院を卒業した[4]。同時に佛教大学も卒業し[3]学士(社会学)学位を取得した[3]

将来的な大学院への進学を見据え[4]、通学しやすさを考慮し関東地方で就職することにした[4]。1995年(平成7年)に田無病院に入職し[3]、リハビリテーション部に配属された。

保健学者として

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1999年(平成11年)、埼玉県により埼玉県立大学が創設された[† 3]。それに伴い、保健医療福祉学部の助手として採用された[3]。2006年(平成18年)には保健医療福祉学部の講師に昇任した[3]。また、それと並行して、東京医科歯科大学大学院に進学しており[3]医歯学総合研究科にて学んだ[3]。2013年(平成25年)に東京医科歯科大学の大学院における博士課程を修了した[3]。2014年(平成26年)、埼玉県立大学の保健医療福祉学部にて准教授に昇任した[3]

研究

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専門は保健学であり、特に生活環境支援理学療法、予防理学療法といった分野の研究に従事していた[1]。具体的には下肢筋群について取り上げ[2]、そのバランス機能に及ぼす影響について研究していた[2]。また、予防理学療法についての研究や[2]、規範意識についての研究にも取り組んでいた[2]。更年期障害における簡易リンパドレナージが及ぼす影響についても研究していた[6]。研究成果等は論文、あるいは書籍で発表しており[7]、専門書の編纂なども手掛けている[8]

学術団体などとしては、日本地域理学療法学会[3]、日本予防理学療法学会[3]日本理学療法士協会[3]、埼玉県理学療法士会[3]、日本運動器理学療法学会[3]、日本循環器理学療法学会[3]、日本地域理学療法学会[3]、日本理学療法学会連合[3]、埼玉県立大学保健医療福祉科学学会[3]、などに所属した。日本地域理学療法学会では常任運営幹事[3]、日本予防理学療法学会では評議員[3]、日本地域理学療法学会では副理事長[3]、日本理学療法士協会では代議員や議事運営委員などを務めた[3]

略歴

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著作

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編纂

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  • 大渕修一浦辺幸夫監修、吉田剛・井上和久編集『予防理学療法学要論』医歯薬出版、2017年。ISBN 978-4-263-21740-5
  • 細田多穂監修、原和彦ほか編『Q&Aフローチャートによる下肢切断の理学療法』4版、医歯薬出版、2018年。ISBN 978-4-263-26555-0

寄稿、分担執筆、等

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脚注

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註釈

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  1. ^ 高知リハビリテーション専門職大学の設置に伴い、2019年より高知リハビリテーション学院は学生募集を停止した。
  2. ^ 学校法人浄土宗教育資団は、学校法人東山学園と統合され、2009年に学校法人佛教教育学園が設置された。
  3. ^ 埼玉県立大学は、2010年に埼玉県から公立大学法人埼玉県立大学に移管された。

出典

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  1. ^ a b 「専門分野」『教員紹介詳細 | 埼玉県立大学埼玉県立大学
  2. ^ a b c d e 「研究テーマ」『教員紹介詳細 | 埼玉県立大学埼玉県立大学
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af 2021年度教育研究等業績』。
  4. ^ a b c d e f 井上和久「将来を見据えた志向」『高知リハキャンパス通信』2号、高知リハキャンパス通信編集委員会、2020年4月1日、6頁。
  5. ^ a b 「学校法人高知学園高知リハビリテーション専門職大学学長小嶋裕さん(社会学部社会福祉学科(通信教育課程)1991年卒業)」『学校法人高知学園 高知リハビリテーション専門職大学学長 小嶋 裕さん | 活躍する卒業生 | 佛教大学佛教大学、2020年12月。
  6. ^ 「最近の研究内容」『教員紹介詳細 | 埼玉県立大学埼玉県立大学
  7. ^ 細田多穂監修、原和彦ほか編『Q&Aフローチャートによる下肢切断の理学療法』4版、医歯薬出版、2018年。
  8. ^ 大渕修一・浦辺幸夫監修、吉田剛・井上和久編集『予防理学療法学要論』医歯薬出版、2017年。

関連項目

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外部リンク

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