井上晋
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井上 晋(いのうえ すすむ、1959年 - )は、日本の土木工学者。大阪工業大学第14代学長。第5代八幡工学実験場長。工学博士(京都大学)。土木学会コンクリート委員会常任委員。プレストレストコンクリート工学会第34代会長。大阪府都市基盤施設維持管理技術審議会委員。
専門は、土木工学・構造工学(特に、コンクリート工学)・材料力学、建設工学・交通工学(道路工学/橋梁工学など)、地震工学・防災工学。
略歴
[編集]京都市出身。1982年京都大学工学部交通土木工学科卒業。1984年京都大学大学院工学研究科修士課程修了。その後、同大学工学部講師を経て、1994年工学博士(京都大学)[1]。1995年大阪工業大学工学部に着任、土木工学科(現:都市デザイン工学科)助教授。2003年から2004年にはテキサス大学オースティン校客員研究員も務めた。2010年大阪工業大学八幡工学実験場長(第5代)[2]。その後、都市デザイン工学科教授、工学部長、教務部長を経て、2021年11月に大阪工業大学第14代学長に就任[3]。
日本最大級の無料オンライン大学講座JMOOCで「土木・建築」の認定講座の講師も担当し、一般人向けのオープンな講座公開を通じた土木・都市工学の認知向上に貢献している[4]。
主な所属学会
[編集]主なテクニカルアドバイザー
[編集]主な受賞
[編集]- 1995年 日本材料学会学術奨励賞
- 1991年 シンガポールレディーミクストコンクリート協会賞 (The RMCAS CONCRETE AWARD)[9]
主な著書
[編集]- 土木練習帳-コンクリート工学(共著、共立出版2003、学術書)
- コンクリート工学ハンドブック(分担執筆、朝倉書店2009、学術書)
- プレストレストコンクリート工学(共著、国民科学社2006、学術書)[10]
- プレストレストコンクリート技術とその応用(共著、森北出版2006、学術書)
- 建設材料実験(分担執筆、日本材料学会2009、学術書)[11]
- 図説 わかるコンクリート構造(監修、学芸出版社2015、学術書)[12]
- 2017年制定コンクリート標準示方書設計編(分担執筆、土木学会2017、学術書)[13]
- コンクリート構造の設計・施工・維持管理の基本(分担執筆、土木学会関西支部2019、学術書)
主な研究
[編集]- 高強度コンクリートのRCおよびPC構造への適用と構造設計法に関する研究[14]
- せん断補強筋のないPCはり部材のせん断耐力に及ぼすプレストレスの効果[15]
- 鉄筋腐食およびアルカリ骨材反応(ASR)により劣化したコンクリート構造物の震災対策
- 兵庫県南部地震による道路施設の被害概要
- 中空断面RC梁部材の耐震性に関する実験的研究
脚注
[編集]- ^ https://m.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/TD00022597
- ^ 実験場について|八幡工学実験場|大阪工業大学
- ^ http://research-db.oit.ac.jp/html/100000656_ja.html
- ^ 土木・建築構造に関する最近の研究 | gacco
- ^ http://jpci.or.jp/bbbb/b_0018.htm
- ^ 平成29&30年コンクリート委員会名簿
- ^ 大阪府/大阪府都市基盤施設維持管理技術審議会
- ^ https://www.hanshin-exp.co.jp/company/files/181214_press.pdf
- ^ 井上 晋 (Susumu Inoue) - マイポータル - researchmap
- ^ https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784875535287
- ^ http://library.jsce.or.jp/jsce/tosyo/watosyo2/ID159574.html
- ^ http://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761525958/
- ^ 2017年制定 コンクリート標準示方書 発刊に伴う講習会のご案内 土木学会コンクリート委員会
- ^ https://cir.nii.ac.jp/crid/1040000781690962944
- ^ https://cir.nii.ac.jp/crid/1542543045165988096?lang=ja