井上理津子
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井上 理津子(いのうえ りつこ、1955年11月21日[1]- )は、日本のノンフィクションライター。日本文藝家協会会員。
奈良県生まれ。奈良女子大学文学部附属高校(現・奈良女子大学附属中等教育学校)から京都女子大学短期大学部卒業。全日空、女性と暮し社編集部勤務などを経て、1985年にフリーランスに。大阪を拠点に夕刊紙、旅行雑誌、女性誌などに執筆した後、2010年に東京に拠点を移し、活動の幅を広げる。生活環境文化研究所特別研究員(2010年まで)。旅行ペンクラブ会員(同)。代表作『さいごの色街 飛田』(2011年)、『葬送の仕事師たち』(2015年/第14回新潮ドキュメント賞候補)。ハーバード大学医学部准教授の大内啓は甥。
著書
[編集]- 『大阪おもしろ女社長』ヒューマガジン 1994
- 『産婆さん、50年やりました 前田たまゑ物語』筑摩書房 1996 のち『遊廓の産院から 産婆50年、昭和を生き抜いて』河出文庫 2013
- 『大阪おんな自分流 扉を開けた8人の肖像』大阪府男女協働社会づくり財団企画・編集 ヒューマガジン 1998
- 『大阪下町酒場列伝』ちくま文庫 2004
- 『はじまりは大阪にあり』ちくま文庫 2007 のち『新版 はじまりは大阪にあり!』清風堂書店 2016
- 『発見いっぱい!関西のちか旅』修成学園出版局 2008
- 『見る聞く食べる!関西の小旅』修成学園出版局 2008
- 『さいごの色街 飛田』筑摩書房 2011 のち新潮文庫 2015
- 『旅情酒場をゆく』ちくま文庫 2012 ISBN 978-4480429261
- 『名物「本屋さん」をゆく』宝島SUGOI文庫 2013
- 『葬送の仕事師たち』新潮社、2015 のち新潮文庫 2018
- 『親を送る』集英社インターナショナル 2015 のち集英社文庫 2018
- 『関西かくし味』ミシマ社 2016
- 『すごい古書店 変な図書館』祥伝社新書 2017
- 『夢の猫本屋ができるまで』ホーム社 2018
- 『いまどきの納骨堂 変わりゆく供養とお墓のカタチ』小学館 2018
- 『絶滅危惧 個人商店』筑摩書房 2020
- 『ぶらり大阪味な店めぐり』産業編集センター 2022
- 『師弟百景/”技”をつないでいく職人という生き方』辰巳出版 2023年
- 『葬送のお仕事』解放出版社 2023年
共著
[編集]- 『女・仕事』槇村久子ら共著 長征社 1985
- 『大阪名物』団田芳子共著 創元社 2006 『ポケット版 大様名物 なにわみやげ』新潮文庫 2016
- 『関西名物 上方みやげ』団田芳子共著 創元社 2012
- 『医療現場は地獄の戦場だった!』大内啓共著 ビジネス社 2020
文庫解説
[編集]- 『玉の井という街があった』(前田豊、ちくま文庫)
- 『廓のおんな』(井上雪、新潮文庫)
- 『聞書き 遊廓成駒屋』(神崎宣武、ちくま文庫)
- 『蛍の森』(石井光太、新潮文庫)
- 『一緒にお墓に入ろう』(江上剛、講談社文庫)
- 『あとを継ぐひと』(田中兆子、光文社文庫)
外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ 『著作権台帳』