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井上眞一 (バスケットボール)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
井上眞一監督、2013年1月2日

井上 眞一(いのうえ しんいち、1946年10月5日 - )は、愛知県出身のバスケットボール指導者である。桜花学園高等学校バスケットボール部監督。

来歴

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振甫中学中村高校から早稲田大学に進みバスケットボール部に所属するも、いじめに近いしごきを受け、1カ月も経たずに退部。その後は同好会を作ってバスケットボールを続ける[1][2]

卒業後は医療機器メーカーに就職するも3ヶ月で退職、1971年の8月に教員採用試験を受け翌9月から名古屋市の中学校教員になる。当初は男子の指導をしていた。この間、全日本教員バスケットボール選手権大会に出場し優勝している[1][3]

楠中学校を経て守山中学校に異動、同校女子バスケットボール部で1980年より全中8連覇のうち6連覇まで導いた[1]

1986年、当時既に全国大会で上位に進出していた名古屋短期大学付属高校(現・桜花学園高校)の監督にプロコーチとして就任。1年目でインターハイ初優勝となり、以来インターハイ25回、ウインターカップ24回、国体22回の計71回の優勝を決めている[4]

また、1988年から2001年までは、全日本ジュニア(現U-18)のヘッドコーチとして国際大会でも指揮を執っていた[1]

2022年のインターハイは体調不良のため長門明日香アシスタントコーチが代行として指揮を執り[5]、ウインターカップでもアシスタントコーチに回った[6]

2023年、日本バスケットボール殿堂に表彰される[7]

著書

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  • 『勝利にひそむ運と必然』(六法出版社、2001年)- 『日本最高峰のバスケ学 桜花流・上達論』(東邦出版、2018年、構成:三上太)として加筆修正のうえ再刊
  • 『桜花学園高のファンダメンタル : 井上眞一コーチのメソッド』(ムック、ベースボール・マガジン社、2014年)- 監修。後に改題し単行本化「バスケットボール桜花学園高のファンダメンタル」、2016年

脚注

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  1. ^ a b c d 「勝利にひそむ運と必然」より。
  2. ^ 桜花学園高バスケットボール部監督 井上真一さん(66)「しごき受け退部、今も挫折感」『朝日新聞』2013年1月24日
  3. ^ 土曜教養講座「中村未来塾」第11回報”. 2017年2月1日閲覧。
  4. ^ バスケットボール部 部活動 桜花学園高等学校”. 2018年10月12日閲覧。
  5. ^ 【四国インターハイ/現地レポート④】男女3回戦 -対戦相手に意識を向けすぎた桜花学園、悔恨の夏- 公益財団法人日本バスケットボール協会 2022年7月29日
  6. ^ 恩師をサポートして母校の桜花学園を率いる長門明日香コーチ「選手の気持ちに全力で応えてあげたい」 バスケット・カウント 2022年12月17日
  7. ^ 日本バスケットボール協会公式Facebook 2023年3月31日

関連項目

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