井内雄四郎
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井内 雄四郎(いのうち ゆうしろう、1933年12月 - )は、日本の英文学者、翻訳家。 早稲田大学名誉教授。
略歴
[編集]1964年早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学、早稲田大学第一文学部教授。2003年定年退職。 アイリス・マードックを中心に、英国女性小説が専攻。ワセダミステリクラブ二代目会長もつとめた。
伯父はギリシア古典文学研究者の高津春繁。
著書
[編集]- 『現代イギリス小説序論 政治と実存』(南雲堂) 1984
- 『比較の視野 漱石・オースティン・マードック』(旺史社) 1997
- 『アイリス・マードックの世界』(旺史社) 2003
共著
[編集]翻訳
[編集]- 『スパイ』(ジョウゼフ・コンラッド、思潮社) 1966、のち改題『密偵』河出書房新社 1974
- 『宙ぶらりんの男』(ソール・ベロー、太陽社) 1968
- 『魔術師から逃れて』(アイリス・マードック、太陽社) 1969、のち改題『魅惑者から逃れて』集英社文庫 1979
- 『寒い国』(ジェニファー・ドースン、新潮社) 1971
- 『夏の鳥かご』(マーガレット・ドラブル、新潮社) 1973
- 『ベンスン殺人事件』(ヴァン・ダイン、旺文社文庫) 1976
- 『闇からの声』(イーデン・フィルポッツ、旺文社文庫) 1977
- 『セント・アーベインの騎士』(モルデカイ・リッチラー、藤井かよ共訳、早川書房) 1978
- 『赤毛のレドメイン家』(イーデン・フィルポッツ、旺文社文庫) 1979
- 『季節のない愛 ギャリックの年』(マーガレット・ドラブル、サンリオ) 1981