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井口良香

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

井口 良香(いぐち よしか、1887年明治20年)7月1日[1] - 没年不明)は、日本実業家蛟河商工公会理事[1]満州国協和会蛟河県(旧・額穆県)本部委員[1][2]

族籍は佐賀県士族[3]。弟は日東製粉元社長の井口良二[3]。衆議院議員で第27代自由民主党総裁かつ第100代内閣総理大臣岸田文雄の母方の大伯父。

経歴

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佐賀県唐津市大字唐津出身。佐賀県士族・井口兆之助の長男として生まれる[3]

1906年(明治39年)下関商業学校を卒業後、特産貿易商・岩城商会に入社[4]。その後、唐津上海芝罘青島大連各支店を歴任[1]1919年大正8年)(または1920年(大正9年)とも)、同商会の合資会社への改組とともに代表社員に就任[4]

1934年(昭和9年)独立創業。糧桟(中国東北部の特産物である大豆や高粱の集荷・保管・販売に携わる業者)として、蛟河県糧桟や岩城糧桟を創立した[4]。また蛟河日本人会副会長も務めた[4]。宗教は禅宗[1]

家族

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井口家

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  • 父・兆之助[5]
  • 母・繁子(佐賀県士族・戸川俊雄の長女、唐津神社宮司を代々務める戸川家の出身)[5][6]
  • 妻・エイ(佐賀県人・尾上卯太郎の長女)[1][5]
  • 長男・良隆(大連商業卒)[1][5]
  • 次男・良康(大連商業卒、岩城糧桟支配人)[1][5]
  • 三男・純輔[1][5]
  • 次女・廣子(大連昭和高女卒)[1][5]
  • 三女・貞子[5]
  • 長弟・良二[5]
  • 次弟・良庫[5]
  • 末弟・四男造[5]
  • 長妹・キマ[5]
  • 次妹・トク[5]
  • 末妹・ユウ[5]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2023年5月25日閲覧。
  2. ^ 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2023年5月25日閲覧。
  3. ^ a b c 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2023年5月25日閲覧。
  4. ^ a b c d 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2023年5月25日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2023年5月25日閲覧。
  6. ^ <自民総裁選>岸田次期首相と遠縁、唐津神社の戸川家 | 行政・社会 | 佐賀新聞ニュース”. 佐賀新聞 (2023年5月25日). 2023年5月25日閲覧。

参考文献

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  • 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第14版 外地・満支・海外篇』帝国秘密探偵社、1943年。
  • 人事興信所編『人事興信録 6版』人事興信所、1921年。
  • 満蒙資料協会『満州紳士録』1943年。