交響曲第3番 (リース)
表示
この記事には複数の問題があります。改善やノートページでの議論にご協力ください。
|
交響曲第3番 変ホ長調 作品90(こうきょうきょくだい3ばん へんほちょうちょう さくひん90)は、ドイツの作曲家のフェルディナント・リースが作曲した4番目の交響曲。
1815年にロンドンで初演された。
リースの交響曲の番号について
[編集]リースの交響曲は、第1番、第5番、第2番、第3番、第4番、第8番、第6番、第7番の順に作曲されている。
楽曲構成
[編集]第1楽章:Grave-Allegro
[編集]陰鬱な空気に支配された旋律で重々しく始まる。次第に重みが解けていき、強烈な旋律に移り変わっていく。その後、穏やかで美しい主題が現れるが、再び元に戻る。中間部では、静かな雰囲気に包まれる。そして、徐々に活気が現れ、第1主題が回帰する。その後変奏を重ね、最後は力強い印象的なコーダによって締めくくられる。
第2楽章:Larghetto quasi Andante
[編集]弦楽による流れるような美しい旋律から始まる。次に、木管楽器が現れ、活気のある美しい旋律を奏でる。中間部では少々不安を感じさせるようになるが、すぐに元に戻り、美しく終わる。
第3楽章:Menuetto. Moderato
[編集]軽快な楽章。弦楽によるリズミカルな伴奏に支えられた軽快なメロディーがすぐに現れる。次に美しい主題に入り、様々な木管楽器によって色とりどりに変化していく。最後は、再び軽快な旋律が現れ、締めくくられる。
第4楽章:Finale. Allegro
[編集]力強く壮大な音楽。トランペットとティンパニで奏でられる壮麗なファンファーレで始まる。全体的に活気に満ちた印象を与える。次に木管楽器が現れる、華やかなメロディーをつくり出す。中間部では、弦楽器による静かな旋律が登場する。次第に盛り上がっていき、主題が回帰して華やかに幕を下ろす。