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京都アクセスきっぷ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

京都アクセスきっぷ(きょうとあくせすきっぷ)及び、関空アクセスきっぷ(阪急版)(かんくうあくせすきっぷ はんきゅうばん)は、南海電気鉄道(「京都アクセスきっぷ」のみの発売)、大阪市高速電気軌道(自社での発売はなし)、阪急電鉄(「関空アクセスきっぷ(阪急版)」のみの発売)が共同で発行していた片道乗車券である。

概要

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関西国際空港京都方面・千里方面とを割安価格の1,250円[注 1]で利用できる乗車券であり、通年発売。乗車券は2枚組[注 2]の磁気券式である。 阪急電鉄の「京とれいん」も含めた特別料金不要の列車に乗車することができる。別途料金が必要である南海電鉄の特急ラピート」および特急「サザン」の座席指定車両も、別途料金を追加することで利用可能である[1]

発売の背景には西日本旅客鉄道(JR西日本)の特急「はるか」(関西空港駅から京都駅までの運賃+自由席特急料金は2,900円)や、関西空港と京都市内を結ぶリムジンバス(運賃は概ね2,500円前後)と対抗する狙いがある。[要出典]それらがカバーしていない嵐山方面へも直接アクセス可能である。

2011年5月14日より発売開始[2]。当時の発売価格は1,200円であった。

2016年3月31日までは、「京都アクセスきっぷ」は関西空港駅、「関空アクセスきっぷ(阪急版)」は天下茶屋駅にて南海分の乗車券を提示することで、300円という割安の追加料金で特急「ラピート」のレギュラーシートを利用することができた[注 3][4]

2023年9月30日に発売を終了した[5]

乗車券のルート

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「京都アクセスきっぷ」の場合
「関空アクセスきっぷ」の場合
  • 阪急電鉄 京都線京都河原町駅 - 淡路駅間、嵐山線もしくは千里線のいずれかの駅→天神橋筋六丁目駅
  • 大阪市高速電気軌道 堺筋線天神橋筋六丁目駅→天下茶屋駅
  • 南海電鉄 天下茶屋駅→関西空港駅

どちらの乗車券も南海線と阪急線との接続は堺筋線を利用する必要があり、御堂筋線による接続(【南海線】 - 難波駅 - 【御堂筋線】 - 梅田駅・大阪梅田駅 - 【阪急線】)というルートを利用することはできない。また、天下茶屋駅以外の下車は前途無効となる。

発売箇所

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「京都アクセスきっぷ」

南海電鉄

  • 関西空港駅
「関空アクセスきっぷ(阪急版)」

阪急電鉄

  • 京都河原町駅、桂駅高槻市駅茨木市駅、北千里駅および淡路駅の各ごあんないカウンター
  • 烏丸駅
  • 阪急京都観光案内所・河原町、阪急京都観光案内所・烏丸

嵐山駅を含む上記以外の駅、宝塚線神戸線の駅では発売していない。)

どちらも大阪市高速電気軌道の駅では発売していない。

発売額

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「京都アクセスきっぷ」も、「関空アクセスきっぷ(阪急版)」も同額である。

  • 片道1,250円

大人のみの設定。

脚注

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注釈

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  1. ^ 関西空港 - 阪急線の各駅(天神橋筋六丁目駅を除く)相互間であれば通常の運賃よりも廉価になる。
  2. ^ 南海線分と堺筋線・阪急線分。
  3. ^ 2016年3月時の「ラピート」のレギュラーシート料金は大人510円であった[3]

出典

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  1. ^ 関空アクセスきっぷ”. 阪急電鉄株式会社 (2022年2月8日). 2022年8月31日閲覧。
  2. ^ 「京都アクセスきっぷ」・「関空アクセスきっぷ」の発売期間延長について』(プレスリリース)南海電気鉄道株式会社・大阪市交通局・阪急電鉄株式会社、2011年12月15日https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/111215.pdf2022年8月31日閲覧 
  3. ^ 特急ラピート|南海電鉄”. 南海電気鉄道株式会社. 2016年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月31日閲覧。
  4. ^ 京都アクセスきっぷ|南海電鉄”. 南海電気鉄道株式会社. 2016年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月31日閲覧。
  5. ^ 南海電気鉄道株式会社. “運賃改定に伴う一部企画乗車券の発売価格見直しと発売終了について | 南海電鉄”. 南海電気鉄道株式会社. 2023年10月23日閲覧。

関連項目

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以下のアクセスきっぷ3種類は当乗車券同様2023年9月30日を持って発売終了した。

外部リンク

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