京都フュージョニアリング
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒100-0004 東京都千代田区大手町一丁目6番1号 大手町ビル5階 |
設立 | 2019年(令和元年)10月1日 |
法人番号 | 6130001065395 |
事業内容 | 核融合炉関連技術、装置の研究開発、製作 |
代表者 |
代表取締役会長 長尾昂 代表取締役社長 小西哲之 |
外部リンク | https://kyotofusioneering.com |
京都フュージョニアリング株式会社(きょうとフュージョニアリング[1])には、核融合炉の研究開発を行う京都大学発のスタートアップ企業(ベンチャー)である。
概要
[編集]京都大学の核融合研究の成果に基づき、核融合特殊プラント機器の開発を行うエンジニアリング会社として2019年に設立された。核融合の商用化に必要な技術(プラズマ加熱装置、熱取り出しブランケット、高性能熱交換器、水素同位体ポンプなど)の研究開発を行い、顧客は世界各国の核融合研究開発機関や企業である。
2022年には世界初となる核融合発電試験プラント「UNITY」(Unique Integrated Testing Facility、独自統合試験施設)の建設を発表し、2024年の実証実験開始を目指している[2]。
資金調達については、京都大学イノベーションキャピタル[3]やCoral Capitalからの調達に加え、2022年にはCoral Capital、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、JGC MIRAI Innovation Fund L.P.(日揮)、ジャフコグループ、大和企業投資(大和証券グループ)、DBJキャピタル(日本政策投資銀行グループ)からエクイティ13.3億円、京都銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行からデット7億円を調達した[4]。2023年には、総額105億円の増資を、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、INPEX、SMBCベンチャーキャピタル、MOL PLUS、関西電力グループ、Coral Capital、三井住友トラスト・インベストメント、ジャフコグループ、DBJキャピタル、電源開発、日揮、グローバル・ブレイン、三井物産、三菱商事、三菱UFJキャピタル、三菱UFJ銀行が引き受けた[5][6]。
沿革
[編集]- 2019年(令和元年)10月1日 - 設立
- 2021年(令和3年)10月5日 - 英国に子会社「Kyoto Fusioneering UK Ltd.」を設立[7]
- 2022年(令和4年)9月22日 - 米国に子会社「Kyoto Fusioneering America Ltd.」を設立(稼働開始は2023年2月1日)[8]
- 2023年(令和5年)7月11日 - 所在地(本店登記)を京都府宇治市五ケ庄平野5番地24から東京都千代田区大手町1丁目6番1号に変更[1]。
拠点・子会社
[編集]- 子会社
- Kyoto Fusioneering UK Ltd.[11] - 英国バークシャー州レディング
- Kyoto Fusioneering America Ltd. - 米国ワシントン州シアトル
脚注
[編集]- ^ a b 京都フュージョニアリング株式会社の情報|国税庁法人番号公表サイト
- ^ 京都フュージョニアリング、世界初の核融合発電試験プラント建設 | NEWS | KYOTOFUSIONEERING
- ^ 京都フュージョニアリング 株式会社への投資について
- ^ 京都フュージョニアリング、総額20億円の資金調達を実施 | NEWS | KYOTOFUSIONEERING
- ^ 京都フュージョ105億円調達 核融合装置、欧米で拡大 - 日本経済新聞
- ^ 京都フュージョニアリング シリーズCで総額105億円の資金調達を実施 | NEWS | KYOTOFUSIONEERING
- ^ 英国子会社を設立しました。(2021年10月5日) | NEWS | KYOTOFUSIONEERING
- ^ 京都フュージュニアリング、米国子会社の本格稼働を開始 | NEWS | KYOTOFUSIONEERING
- ^ 京都フュージョニアリング、自社研究開発拠点を京都・久御山に開設 | NEWS | KYOTOFUSIONEERING 2023年9月14日
- ^ 京都大学発のスタートアップ、核融合発電試験プラントを京都に 「放射性物質扱わず」|経済|経済のニュース|京都新聞 ON BUSINESS 2023年9月16日
- ^ KYOTO FUSIONEERING UK LTD. overview - Find and update company information - GOV.UK