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人工舌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

人工舌(じんこうした、じんこうぜつ)はの代用として用いられる人工臓器

開発の背景

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進行した「舌がん」や「口腔がん」の手術における「舌再建」では通常、足や腹部から組織を移植して舌を再建するのだが、その場合、飲み込みや発音に影響が出て誤嚥(ごえん)などが起きる恐れがあるということがある。そこで代用としての人工舌が発案された。

歯科治療に用いる樹脂を材料とし、奥歯にワイヤでつなぎ上下に動くようにしてあり、わずかに残った本来の舌が人工舌をはね上げ、口蓋に触れる仕組みである[1]

近年では自発的に動く人工舌として、温度に応じて形を変える形状記憶合金を利用したものも開発され、今後動物実験などで安全性や性能などを確認できれば、臨床研究を始めるという段階である[2]

脚注

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  1. ^ 発声可能な人工舌、岡山大開発、口腔がん患者に朗報。『日本経済新聞』2016年2月1日
  2. ^ 人工舌、自然に動き食事補助、東北大、切除手術の患者向け。『日経産業新聞』2021年1月5日

参考文献

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外部リンク

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