人形の夢と目覚め
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エステン/人形の夢と目覚め - 篠崎仁美 (pf)、YouTubeピティナピアノチャンネル (「人形の夢」の部分は0分38秒から) |
『人形の夢と目覚め』(独: Püppchens Träumen und Erwachen、英: Dolly's Dreaming and Awakening)[1]作品202-4は、テオドール・エステン(セオドア・オースティン)が作曲したピアノ小品であり、1862年に発表された全6曲からなる小品集『子供の情景』(独: Kinderscenen)[2]の第4曲。『お人形の夢と目覚め』と表記される場合もあり、主にピアノ初級者のための作品として知られている[3]。
曲の解説
[編集]演奏時間は約3分。曲は全部で3つのパートからなり、全てハ長調で書かれている。特に日本では下記の理由により、第2部の「人形の夢」のメロディが非常に有名となっている。
- 子守歌 (Cladle Song) - 人形の眠り (Dolly sleeps)
- 人形の夢 (Dolly's Dream) - 人形の目覚め (Dolly Awakes)
- 4分の4拍子、モデラート。
- 人形の踊り (Dolly Dances)
- 4分の2拍子、アレグレット・モデラート。
エピソード
[編集]第2部の「人形の夢」[4](前項の譜例)は、日本においてノーリツ製給湯器の湯はりの完了を知らせるメロディに採用されていることで知られる[5]。
脚注
[編集]注釈・出典
[編集]- ^ 発表時のカタログに記された題名は独: "Püppchens Traum"(英: Doll's Dream)。
“Hofmeister XIX, Juli 1862”. University of London. 2017年6月16日閲覧。 - ^ 「オクターヴの開きのない、6つのやさしいピアノ小品」("Sechs leichte Clavierstücke ohne Oktavenspannung")と題されている。
- ^ “全音ピアノ名曲100選(初級編)”. shop.zen-on.co.jp. 2017年6月16日閲覧。
- ^ “Doll's dream, op.202 no.4”. archive.org. 2017年6月16日閲覧。版によっては説明の記載のないものがある。
- ^ “新テレビCM「この曲なんだっけ」篇を4月4日(火)から全国放映” (PDF). noritz.co.jp. p. 3 (2017年3月9日). 2017年6月16日閲覧。
外部リンク
[編集]- 子供の情景 作品202の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
- 人形の夢と目覚め - ピティナ・ピアノ曲事典