仁川東洋煙草会社
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仁川東洋煙草会社(じんせんとうようたばこがいしゃ, Oriental Cigarette and Tobacco Co)は、大韓帝国の仁川において、1900年に日本在住のギリシャ人であるフィリップ・ヴァンデラス(アンドレー・フィリップ)が主幹となり、他ギリシャ人一人及び英国人二人によって設立された合資会社である[1][2]。支配人はA.S.ハミルトン[3]。
1903年、財政上の都合により事業停止となり、A.S.ハミルトン他一二名が独立して「仁川煙草会社」を設立した[3]。1904年、フィリップは日本へと旧仁川東洋煙草会社の設備の売却を持ちかけたが、日本は興味を持たず、交渉は破談した[4]。その後、民間の支援により再興が行われることとなった[5]。
出典
[編集]- ^ 官報 1901年06月15日 ◯仁川東洋煙草会社設立 韓国仁川ニ於ケル東洋煙草会社設立ノ件ニ附キ在仁川帝国領事館事務代理領事官補有吉明ヨリ去月二十九日付ヲ以テ左ノ如ク報告アリ(外務省)
- ^ 「JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.B11090923500、煙草関係雑件 第二巻(B-3-5-2-23_002)(外務省外交史料館)」 標題:8.東洋煙草会社設立並ニ其製品ノ売行情況報告ノ件 明治三十五年
- ^ a b 「JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.B11090924700、煙草関係雑件 第二巻(B-3-5-2-23_002)(外務省外交史料館)」 20.仁川煙草会社新設ニ関スル件 明治三十六年
- ^ 仁川ニ煙草製造支局設置竝ニ製煙用 土地建物等買收一件 明治三十七年十二月 韓国史データベース
- ^ 「JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.B11090925700、煙草関係雑件 第二巻(B-3-5-2-23_002)(外務省外交史料館)」 30.在仁川東洋煙草会社再興ノ件 明治三十七年