仁正寺陣屋
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仁正寺陣屋(にしょうじじんや)、後の西大路陣屋(にしおおじじんや)は滋賀県蒲生郡日野町(近江国蒲生郡)にあった仁正寺藩の藩庁である。
概要
[編集]大永3年(1523年)蒲生氏が日野の地に築城した。賢秀の代に織田信長の臣下となった。天正12年(1584年)蒲生氏郷は伊勢国松ヶ島12万石に移封し、その後田中吉政、長束正家と城代が入り、慶長5年(1600年)関ヶ原の戦い以降廃城となった。
元和6年(1620年)市橋長政が越後国三条より2万石で入封し、日野城(中野城)の一部に陣屋を構えた。元和8年(1622年)、長吉に2千石分知し、慶安元年(1648年)、市橋政信の弟政直に1千石分知し、1万7千石となった。以降江戸時代を通じて、市橋氏は日野を離れる事もなく10代長和の代に明治維新を迎えた。