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今井文男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

今井 文男(いまい ふみお、1916年1月9日[1] - 1995年12月16日[2])は、国文学者。専門は俳諧、文学表現。

来歴

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1916年愛知県犬山市に生まれる[3]1935年青山師範学校本科二部を卒業[3]1936年東京高等師範学校文科第二部(国語・漢文専攻)入学、諸橋轍次垣内松三能勢朝次の教えを受ける[3]1939年、東京高等師範学校を3年で修了し、東京文理科大学文学部国語学国文学専攻に入学[3]

1941年、東京文理科大学を卒業[3][4]1950年、金沢大学金沢高等師範学校教授、1952年東海大学助教授、1954年金城学院大学助教授、1956年東京教育大学講師、1958年、金城学院大学教授を歴任[3]1975年愛知淑徳大学設立に伴って同大学へ移籍、教授兼文学部長[3]。1979年、愛知淑徳大学副学長[3]。1991年、愛知淑徳大学名誉教授[3]

1964年、表現学会を創立[3]。代表理事は真下三郎であったが、実質的な学会の中心を担った[3]

1988年、勲三等瑞宝章を受章した[3]

著書

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  • 『恋の座』新泉書房 1948 新学社教友館 1975
  • 『学習受験現代文新研究』精文館 1951
  • 『表現学仮説 第2章』竜二山房 1957
  • 『表現学仮説』竜二山房 1961 法律文化社 1968
  • 『芸の領域』竜二山房 1962
  • 『芭蕉新論』竜二山房 1964
  • 『連歌俳諧ところどころ』竜二山房 1966
  • 『俳句の構造分析とその適用 国語教室における現代俳句の取り扱いかた』竜二山房 1967
  • 『場面分析法』竜二山房 1967
  • 『現代詩の鑑賞』竜二山房 1968
  • 『現代俳句の教え方』右文書院 教え方双書 1968
  • 芭蕉の三原点』右文書院 1969
  • 『芭蕉の眼』右文書院 1972
  • 『文章表現法大要』竜二山房 1974 笠間書院 1975
  • 『芭蕉の牛』龍二山房 1979
  • 『龍二山房閑語』龍二山房 1981
  • 『雪 歌集』竜二山房 1983

共編

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  • 高浜虚子研究』山口誓子,松井利彦共編 右文書院 近代日本文学作家研究叢書 1974
  • 『表現学論叢』編 中部日本教育文化会 1980
  • 『表現学大系 総論篇 第1巻 表現学の理論と展開』編 教育出版センター 1986
  • 『表現学大系 総論篇 第2巻 表現学と諸科学』編 教育出版センター 1993

記念論文集

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  • 『表現学論考 今井文男教授還暦記念論集』今井文男教授還暦記念論集刊行委員会 1976
  • 『表現学論考 今井文男教授古稀記念 第2』今井文男教授古稀記念論集刊行委員会 1986
  • 『表現学論考 今井文男先生喜寿記念 第3』今井文男先生喜寿記念論集刊行委員会 1993

論文

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脚注

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  1. ^ 『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年~平成23年 2 (学術・文芸・芸術篇)』日外アソシエーツ株式会社、2012年、130頁。
  2. ^ 『人物物故大年表』
  3. ^ a b c d e f g h i j k l 永田友市編『今井文男先生追悼文集』今井文男先生追悼文集編集・刊行委員会、1996年12月、206-215頁。 
  4. ^ 『芭蕉の眼』著者紹介