今野睦
こんの あつし 今野睦 | |
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生誕 | 日本 東京都 練馬区 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 東京工業大学附属科学技術高等学校電気科、千葉大学園芸学研究科園芸経済学専攻園芸情報処理学研究室、千葉大学大学院自然科学研究科 |
職業 | システム開発エンジニア、ITアーキテクト、コンサルタント、学術博士 |
今野 睦(こんの あつし、1962年 - )は、日本のシステム開発エンジニア、ITアーキテクト、コンサルタント、学術博士。
概要
[編集]黎明期のオブジェクト指向技術の普及に尽力し、著書(監修、共著)[1] [2]、雑誌への投稿[3]など多数。
オブジェクト指向プログラミング言語のルーツ(起源)[4]であるSmalltalkの開発者のひとりであるアデル・ゴールドバーグに師事[5]したSmalltalker[6]である。
2001年に発表されたアジャイルソフトウェア開発宣言(Agile Manifesto)の公式日本語版[7]が公開[8]される前の2002年に翻訳書『アジャイルソフトウェア開発』 [9]で日本語訳を公開している。また、日本で最初のスクラムの翻訳書とされる『アジャイルソフトウェア開発スクラム』 [10]の監訳も担当している[11]。
情報処理推進機構(IPA)ITスキル標準センタープロフェッショナル・コミュニティITアーキテクト委員。
経歴
[編集]1986年に千葉大学大学院自然科学研究科博士課程後期単位取得退学後、日本の独立系システムエンジニアリング企業であるCSKに入社し、衛星通信プロジェクト、部品化支援プロジェクト、SDAプロジェクト[12][13]などに従事。その後、BSI(現:株式会社物産システムインテグレーション)を経て、複数のベンチャー企業で取締役やCTOなどを務める。
2016年からビッグツリーテクノロジー&コンサルティングにインキュベーション事業部長として入社(2016年9月 - )し、先端技術の導入提案などのコンサルティングを実施。2022年からは同社リサーチセンターのセンター長として量子コンピュータの社会実装をテーマにした大学との共同研究などを進めている[14]。
- 主な職歴
- 1986年4月 - 1993年 株式会社CSK
- 1993年 - 株式会社BSI(現:三井情報)
- 199X年頃 - 株式会社ラピドシステムズ(現:リムネット)
- 2000年頃 - 株式会社セルフの取締役[15]
- 2002年頃 - 株式会社デュオシステム(現:ITbookホールディングス)
- 2003年頃 - サイバービーンズ株式会社[16]の取締役
- 2004年頃 - 株式会社タスカのCTO
- 200X年頃 - デジタルデザイン(現:Nexus Bank[17])
- 2011年2月 - 2016年8月 グロースエクスパートナーズ株式会社[18][19]
- 2016年9月 - 2022年3月 ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングのインキュベーション事業部長[20]
- 2022年4月 - ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングのリサーチセンター長[21]
脚注
[編集]- ^ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/00559212 Web NDL Authorities (国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)
- ^ https://ndlsearch.ndl.go.jp/search?cs=bib&display=panel&from=0&size=20&f-ht=ndl&f-ht=library&f-authority_no=00559212 国立国会図書館サーチ
- ^ http://akon.my.coocan.jp/myartcle.htm オブジェクトな小話 わたしの記事を読んでください
- ^ https://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~atsushi/Programs/VisualWorks/SmalltalkSyntax/index-j.html 京都産業大学 Smalltalk Syntax(スモールトーク文法)
- ^ https://akon.hatenablog.com/entry/20130101/1357010574 Smalltalkとは
- ^ https://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~atsushi/Smalltalkers/index-j.html 京都産業大学 Smalltalkerの方々へ
- ^ https://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html アジャイルソフトウェア開発宣言
- ^ https://www.publickey1.jp/blog/10/post_103.html 「アジャイルソフトウェア開発宣言」公式日本語版が公開 2010年4月5日
- ^ https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784894715790 『アジャイルソフトウェア開発』(出版社: ピアソンエデュケーション ; ISBN 4894715791 ; 2002年8月 ; 281頁 ; 付録A)
- ^ http://akon.my.coocan.jp/book/agile2.htm 『アジャイルソフトウェア開発スクラム』(出版社: ピアソンエデュケーション ; ISBN 4894715899 ; 2003年9月)
- ^ https://speakerdeck.com/orinbou/ri-ben-chu-nosukuramuben-aziyairusohutoueakai-fa-sukuramu-kara20nian-nojie-mu-nifan-yi-zhe-niiroirowen-ku 日本初のスクラム本「アジャイルソフトウェア開発スクラム」から20年の節目に翻訳者にいろいろ聞く XP祭り2023 2023/09/30(土)
- ^ https://fose.jssst.or.jp/fose2014/FOSE_Slide.pdf#page=13 国際・産学共同研究プロジェクトSDA
- ^ https://katsu.watanabe.name/doc/comphist/#OSB-2032 SDA(Software Design and Analysis)プロジェクト
- ^ https://www.bigtreetc.com/news/btc_ehimeuac_joint_01/ 愛媛大学と 「量子コンピュータを利用したコムギ無細胞系によるマラリアタンパク質発現系の最適化」に関する共同研究を開始 2023.02.01
- ^ https://xtech.nikkei.com/it/free/NC/TOKU1/20021015/2/ Part3 手法:超高速開発を実現 「アジャイル」の全貌 企業情報 2002.10.17 日経コンピュータ 2002年10月21日号、56ページより
- ^ https://www.weblio.jp/content/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE サイバービーンズ株式会社
- ^ Nexus Bank【4764】 歴史
- ^ グロースエクスパートナーズ株式会社
- ^ 『ビヨンド ソフトウェア アーキテクチャ』がいま持ちうる価値とは? 鈴木雄介氏&今野睦氏インタビュー 2015/10/09
- ^ 役員異動、インキュベーション事業部新設のお知らせ 2016.09.01
- ^ BTC リサーチセンター開設のお知らせ 2022.03.24 更新日:2022.04.12