仙台柳生かやの木
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仙台柳生かやの木(せんだいやなぎうかやのき)は、宮城県仙台市太白区柳生地内にある自然木のカヤ。仙台市保存樹木[1](1978年指定)。仙台名木選83番[1]。
概要
[編集]樹齢1300有余年の歴史を持ち、仙台市内の最古木とされる。いつの頃か、かやの木の根元から仏像・薬師瑠璃光如来が見つかったとされ、地内の社に祀られていて、「おやくっさん」の別名で呼ばれることもある。源頼朝が平泉を攻めた際、この木に馬を止めたとの伝説[2]もあり、地域の歴史あるシンボルとして、地元住民に広く愛されている[3]。樹齢1300有余ということで、かなり古木化しているが、一向に生命力は衰えず、毎年秋になると、たくさんのかやの実を落として、子供たちや、福縁にあずかろうとする地域の人々のお守りになっている。
参考文献
[編集]- 「嚢塵埃捨録」「仙台叢書第七巻」所蔵 仙台叢書刊行会 1924年 p345
- 「杜の都の名木・古木 仙台市保存樹木」仙台市建設局緑地部/編 仙台市公園協会 1979/04 p30 p72
- 「仙台市中田第一土地区画整理事業完成写真図」1980/03/29撮影 縮尺 約1/7500 1980/03
- 「杜の都の名木・古木 仙台市保存樹木」仙台市建設局緑地課/編 1988年版 1988/03 p61
- 「中田の歴史」1991年版 中田の歴史編集委員会 1991年 p596 p651
- 「柳生のカヤ」河北新報 1992/07/18
- 「仙台市史」自然 資料1 特別編1 仙台市史編さん委員会/編集 1994/03 p125 p169
- 「カヤの古木 ワシは1300歳」河北新報 1995/04/05
- 「杜の都の名木・古木 仙台市保存樹木」1995年度版 仙台市建設局緑政部緑政課 1996/03 p86
- 「宮城の樹木」カヤ 菅原亀悦他編集1997/05 河北新報社 p24
- 「かやの木」仙台市立西中田小学校PTA新聞 1997/07/11 p4
- 「ふるさとウオッチング」「県南『薬師堂・神社』めぐり」板橋 宏 安田火災海上保険白石支社 1999/03 p127 p134
- 「中田の歴史 写真資料編」中田の歴史編集委員会/編集 中田公民館運営協力委員会 1999/06 p54 p75
- 「仙台最古のカヤの木」河北新報 1999/06/06
- 「杜の都の名木・古木 仙台市保存樹木」2008年版 仙台市建設局百年の杜推進部百年の杜推進課/編 2009/03 p86
- 「仙台市史 特別編9 地域誌」中田 鎌倉時代 仙台市史編さん委員会/編集 2014/03
- 「杜の都のむかしといま」仙台市博物館特別展リーフレット 2014/09
- 「杜の都の名木・古木 仙台市保存樹木」2017年度版 仙台市百年の杜推進課 2017/04
関連文献
[編集]- 「せんだい市史通信」第35号「”せんだい”の原風景を訪ねて」仙台市博物館市史編さん室 2015/03/10
- 「1300歳」カヤ囲み結束深める祭り 朝日新聞 宮城版 12版 2015/05/10 p21
- 「Kappo 仙台闊歩」vol.77 榧(かや)の古木 歴史の証人 Kappo編集部 2015/10/05 p65
- 「仙台の名木一目で」市、8年ぶりガイド本改訂 河北新報 2017/04/15
脚注
[編集]座標: 北緯38度11分42.0秒 東経140度52分23.0秒 / 北緯38.195000度 東経140.873056度