伊藤學
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伊藤 學(いとう まなぶ、1930年12月22日[1] - 2023年2月12日[2])は、日本の工学者、東京大学名誉教授、学位は工学博士。専攻は土木工学。
履歴
[編集]東京都出身[3]。1953年東京大学工学部土木工学科を卒業、1959年同大学院博士課程修了し「移動荷重による長径間吊橋の動的性状」にて東京大学より工学博士号取得。その後東京大学講師を経て1961年東京大学助教授に。1972年東京大学教授に就任し定年まで勤めあげる。定年後1991年東京大学名誉教授。その後埼玉大学教授、1997年拓殖大学教授、2001年拓殖大学を定年退職した[4]。
2023年2月12日、虚血性心疾患のため死去[1]。92歳没。死没日付をもって正四位に叙された[6]。
人物
[編集]橋梁工学の第一人者であり、日本橋梁建設協会は2007年、伊藤の名を関した「伊藤學賞」を定めた。
著作
[編集]- 『構造力学における還元法 : 遷移行列による方法 』技報堂 1968年
- 『構造力学』森北出版 1971年
- 『海に架ける橋 : 本州四国連絡橋をめぐって』日本経済新聞社 1974年
- 伊藤學他『土木・建築のための確率・統計の基礎』丸善 1977年
脚注
[編集]- ^ a b 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.61。
- ^ “訃報:伊藤学さん 92歳=東京大名誉教授”. 毎日新聞. (2023年2月18日) 2023年2月19日閲覧。
- ^ 伊藤學(監修)/久保田善明(文・写真)『橋のディテール図鑑―写真でみるヨーロッパの構造デザイン』鹿島出版会(2010) ISBN 978-4-306-07283-1
- ^ 伊藤學他『土木・建築のための確率・統計の基礎』丸善 1977
- ^ “平成26年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者”. 内閣府. p. 3 (2014年4月). 2015年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月5日閲覧。
- ^ 『官報』第940号7頁 令和5年3月20日