コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

伊藤朱里

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊藤 朱里
(いとう あかり)
誕生 (1986-03-10) 1986年3月10日(38歳)
日本の旗 静岡県浜松市
職業 小説家
最終学歴 お茶の水女子大学卒業
活動期間 2015年 -
ジャンル 小説
主な受賞歴 第31回太宰治賞(2015年)
デビュー作 『名前も呼べない』(2015年)
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

伊藤 朱里(いとう あかり、1986年3月10日[1] - )は、日本小説家。女性[2]静岡県浜松市出身[3]お茶の水女子大学文教育学部卒業。

経歴・人物

[編集]

幼少期に祖母にワープロを買ってもらい文章を打ち始め[4][5]、高校から大学にかけて原稿用紙10枚に満たない作品を書き上げるようになる[5]。最初に読んだ記憶のある本は高峰秀子『にんげん蚤の市』[5]。他、「ドリトル先生」シリーズ、「クレヨン王国」シリーズ、姉の本棚にあったファンタジー小説などを読んで育った[5]

お茶の水女子大学文教育学部を卒業[6]後、就職するが、2013年に朝井リョウのデビュー作『桐島、部活やめるってよ』を読んでショックを受け[5]、退職して小説を書いては応募する生活を送る[7]2015年、「変わらざる喜び」で第31回太宰治賞を受賞[8]。同年、同作を『名前も呼べない』に改題し刊行、小説家デビュー[9]

ハロー!プロジェクトのファンであり、推しメンはJuice=Juice段原瑠々[10]

作品リスト

[編集]

単行本

[編集]
  • 『名前も呼べない』(2015年11月 筑摩書房 / 2022年9月 ちくま文庫)
    • 名前も呼べない(第31回太宰治賞受賞作)
    • お気に召すまま(書き下ろし)
  • 『稽古とプラリネ』(2017年3月 筑摩書房)
  • 『緑の花と赤い芝生』(2018年9月 中央公論新社 / 2023年7月 小学館文庫)
  • 『きみはだれかのどうでもいい人』(2019年9月 小学館 / 2021年9月 小学館文庫)
  • 『ピンク色なんかこわくない』(2022年2月 新潮社
    • 「赤い小鳥」(初出:『小説新潮』2017年11月号)
    • 「誘惑の家」(初出:『yom yom』2018年6月号)
    • 「ピンク色なんかこわくない」(初出:『yom yom』2018年12月号)
    • 「幸福な母親」(初出:『yom yom』2020年10月号)
    • 「わが家は花ざかり」(書き下ろし)
  • 『内角のわたし』(2023年3月 双葉社

雑誌等掲載作品

[編集]
小説
  • 「変わらざる喜び」 - 『太宰治賞 2015』(筑摩書房、2015年6月)
  • 「婦女子のめざめ」 - 『小説BOC 5(2017年春)』(中央公論新社、2017年4月)
エッセイ等

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.442
  2. ^ 三鷹市 | 広報みたか2015年5月17日12面
  3. ^ 太宰治賞に浜松市出身の伊藤朱里さん|静岡新聞アットエス
  4. ^ ダ・ヴィンチ』KADOKAWA、2016年8月号、135ページ
  5. ^ a b c d e インタビュー 作家 伊藤朱里さん|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー
  6. ^ 第31回太宰治賞受賞作が決定いたしました | 筑摩書房
  7. ^ 「女の子の不幸が全部盛り」新人作家・伊藤朱里が描く25歳女性のリアル | ENTERTAINMENT | ananニュース
  8. ^ 太宰治賞に伊藤朱里さんの「変わらざる喜び」 - 産経ニュース
  9. ^ 今年の太宰治賞受賞者・伊藤朱里さんのデビュー作 | 筑摩書房 Twitter
  10. ^ https://mobile.twitter.com/itohakari/status/1494746161546076163”. Twitter. 2022年6月28日閲覧。

関連項目

[編集]