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伊達宗行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

伊達 宗行(だて むねゆき、1929年11月1日[1] - 2023年2月27日[2])は、日本物理学者大阪大学名誉教授。

略歴

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宮城県仙台市出身。宮城県仙台第二高等学校、1952年東北大学理学部卒業、1955年同大学院理学研究科物理専攻中退。1961年「塩化コバルトの反強磁性共鳴吸收」で阪大理学博士。東北大学金属材料研究所、1959年大阪大学理学部助教授、教授、学部長、1993年定年退官、名誉教授。日本物理学会会長、日本原子力研究所先端基礎研究センター長。

伊達氏庶流大條氏本家(明治時代に伊達に復姓)の第20代当主[3]。父は宮城師範学校教授の伊達宗雄[4]。お笑い芸人伊達みきおサンドウィッチマン)の父の又従兄弟(はとこ)にあたる。

2023年2月27日、死去[2]。93歳没。

著書

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単著

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  • 『物性物理学の世界 波動・粒子のジレンマから極低温の謎まで』〔講談社ブルーバックス〕(講談社、1968年)
  • 『物性物理の世界 電子の素顔から極限物性まで』(講談社、1968年)※改訂新版は講談社ブルーバックスで1986年に刊行
  • 『電子スピン共鳴』〔新物理学シリーズ〕(培風館、1978年)
  • 『朝倉現代物理学講座 12 物性物理学』(朝倉書店、1986年)
  • 『極限科学 強磁場の世界』(丸善、1993年)
  • 『「数」の日本史 - われわれは数とどう付き合ってきたか』(日本経済新聞社、2002年)※日経ビジネス人文庫(2007年)
  • 『新しい物性物理 物質の起源からナノ・極限物性まで』〔講談社ブルーバックス〕(講談社、2005年)
  • 『極限の科学 低温・高圧・強磁場の物理』〔講談社ブルーバックス〕(講談社、2010年)
  • 『「理科」で歴史を読みなおす』〔ちくま新書〕(筑摩書房、2010年)

共著・編集

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  • 『実験物理学講座 24 電波物性』(共立出版、1980年) - 責任編集

受賞

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叙勲

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脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.416
  2. ^ a b 本会第48期・50期会長の伊達宗行氏逝去”. 日本物理学会 (2023年3月24日). 2023年3月26日閲覧。
  3. ^ インタビュー[1]
  4. ^ 人事興信録. 第15版 下 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2021年4月1日閲覧。
  5. ^ 国際賞・各種受賞等 紫綬褒章”. 大阪大学. 2023年2月17日閲覧。
  6. ^ 「2000年秋の叙勲 勲三等以上と在外邦人、外国人、在日外国人の受章者一覧」『読売新聞』2000年11月3日朝刊
先代
小沼通二
日本物理学会会長
第48代:1992年 - 1993年
次代
小林澈郎
先代
小林澈郎
日本物理学会会長
第50代:1994年 - 1995年
次代
江沢洋